【高松宮記念展望】短距離王レッドファルクスと昨年の覇者セイウンコウセイが激突 

スポーツ報知
高松宮記念の登録馬。*騎手は想定

◆第48回高松宮記念・G1(3月25日、中京競馬場・芝1200メートル)

 第48回高松宮記念・G1が3月25日、中京競馬場の芝1200メートルを舞台に行われる。

 スプリンターズS連覇のレッドファルクス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎)が中心。前哨戦の阪急杯は、ダイアナヘイローの逃げ切りを許したが、メンバー最速の上がり3ハロン(33秒4)の末脚で追い込んで3着。7歳になっても、衰えを全く感じさせない。稍重の昨年は、中団から伸びあぐねたが、直線の長い中京・芝コースは【3010】と得意。Mデムーロとのコンビに戻り、G1・3勝目を狙って参戦する。

 昨年の覇者セイウンコウセイ(牡5歳、美浦・上原博之厩舎)は、今年の始動戦、シルクロードSを58キロを背負いながら、果敢に逃げて2着。昨秋は、ややスランプ気味だったが、ここにきて、勢いがあった昨年のムードに戻った。中間の調整も順調で、これならばV2の期待も十分。

 昨年の高松宮記念2着、スプリンターズS2着のレッツゴードンキ(牝6歳、栗東・梅田智之厩舎)は、15年桜花賞以来のビッグタイトルにあと一歩のところまできている。香港遠征(香港スプリント6着)にダート戦(フェブラリーS5着)と多様な挑戦にも、しっかり応えてみせる安定感が光る。晴雨兼用の馬場不問タイプで条件を問わない馬。

 シルクロードSでセイウンコウセイを差し切ったファインニードル(牡5歳、栗東・高橋義忠厩舎)、阪神C2着ダンスディレクター(牡8歳、栗東・笹田和秀厩舎)、阪急杯で感動の逃げ切り勝ちを決めたダイアナヘイロー(牝5歳、栗東・大根田裕也厩舎)、オーシャンS1、2着キングハート(牡5歳、美浦・星野忍厩舎)、ナックビーナス(牝5歳、美浦・杉浦宏昭厩舎)に加えスピードの自慢ネロ(牡7歳、栗東・森秀行厩舎)などが参戦。香港からの挑戦になるブリザード(セン7歳、香港・イウ厩舎)は、スプリンターズSで僅差の5着。遠征慣れを見込めば前進もある。(大上 賢一郎)

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