【高松宮記念】香港馬ブリザード、芝コースで追い切り イウ調教師「馬はエンジョイしている」

スポーツ報知
ブリザードの順調な仕上がりに笑顔を見せる(左から)ラウ・ヒンファイオーナー、プーンファイ・イウ調教師、ホーイン・ウォン調教助手

 第48回高松宮記念・G1(3月25日、中京・芝1200メートル)に出走する香港馬のブリザード(セン7歳、香港・プーンファイ・イウ厩舎)が22日、滞在している中京競馬場で最終追い切りを行った。

 調教助手が騎乗し、大雨に打たれながら不良馬場の芝コースへ。向正面からスピードを上げると、終始馬なりで駆け抜けた。見守ったイウ調教師は「いわゆる追い切りは来日前に済ませているので、しまいでスッと伸ばす程度。精神的に馬がハッピーであることを意識しました。来日前と比べて大きくは変わりませんが、馬がエンジョイしている感触はある。輸送は全く影響していません」とうなずいた。

 今回が2度目の来日。昨年のスプリンターズSではスタートで出遅れるアクシデントがありながら、勝ったレッドファルクスから0秒2差の5着と健闘。日本の馬場への高い適性を示した。初めて実戦で経験する左回りについては「騎乗した助手からは、正しい手前で回っていたと聞いている。特に問題はないみたい」とイウ調教師は心配していない様子だった。

 陣営は左回りの適性よりも、馬場状態の方が気になる様子。騎乗したホーイン・ウォン調教助手は「特にすごく気にしていたわけではないが、確かにぬれている芝で走っている感触はあった。締まっている芝の方が動きはいい感じ。緩い馬場ならチャレンジになると思う」と今朝の動きを振り返った。イウ調教師は「天気予報を見ると、もうレースまでは降らないみたい。どのくらい馬場が締まってくるか。どれだけこなせるかは走ってみないと分からないですね」と馬場の回復具合を気にしていた。

競馬

×