【日経賞】ガンコ、重賞初制覇!藤岡佑「ラストまで伸びてくれた」 前走準OP勝ちの2頭でワンツー

スポーツ報知
好位から抜け出して重賞初制覇を飾ったガンコ(左)

◆第66回日経賞・G2(24日・芝2500メートル、中山競馬場、良)

 第66回日経賞・G2は中山競馬場の芝2500メートルで行われ、3番人気のガンコが重賞初制覇を飾って、天皇賞・春(4月29日、京都)への優先出走権を獲得した。

 1角を先頭で通過したが、キセキに先頭を奪われた2角以降は、自分のリズムを保ったまま2番手を追走。直線入り口で再び先頭に躍り出ると、しぶとい粘り腰でそのまま押し切った。「上手くコントロールできたし、しっかりラストまで伸びてくれた」と藤岡佑は満足げだった。

 障害転向を考えていた管理馬の激走に、松元調教師も驚きを隠せなかった。「頭数が少ない芝レース(3走前)があったから、そこを使って障害を考えていたが、勝ったからね。障害センスもあったんだけど」と苦笑いだったが、もちろん次は天皇賞・春。馬名とは裏腹に、出入りの激しい競馬を柔軟に制して、初のG1舞台に立つ。(西山 智昭)

◆ガンコ 父ナカヤマフェスタ、母シングアップロック(父シングスピール)。栗東・松元茂樹厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町・前谷武志氏の生産。通算成績28戦6勝。総収得賞金は1億6054万1000円。重賞初勝利。馬主は杉沢光雄氏。

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