【皐月賞】鋭い伸びで11秒4ワグネリアン、ダノンプレミアム回避で一転主役級

スポーツ報知
ワグネリアン(手前)は鋭い伸び脚で先着

◆皐月賞1週前追い切り(5日・栗東トレセン)

 報知杯弥生賞でダノンプレミアムの2着だったワグネリアンが5日、栗東・CWコースで皐月賞の1週前追い切りを行った。2頭出しの僚馬ジュンヴァルロと併せ馬。6ハロンで5馬身追走し、強めに追われたラスト1ハロンは11秒4と鋭く伸び、内から頭差抜け出した。

 騎乗した福永は「いい感じ。落ち着きが出て、馬体の張りも違ってきている。反応もよかったし、伸びしろはかなりあると思う」と好感触。友道調教師も「テンが遅かったぶん、ゴールを過ぎてからもしっかりやってくれたのはよかった」と納得の表情を浮かべた。

 4戦目で初めて敗れた前走はイレ込みがきつく、休み明けで馬体重が4キロ減っていた。友道師は「(輸送後の)レース前日、当日とすごく風が強かった影響で馬房でカイバを食べなかった」と説明。「今回はジュンヴァルロと一緒に行くし、馬房も隣同士だから」と、普段と変わらぬ環境なら不安は軽減するとみる。

 前哨戦で負かされた2歳王者が回避。「トライアルと皐月賞ではペースが変わる。差しやすい流れになると思う」と福永。世代屈指の決め脚で頂点を狙う。(吉村 達)

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