中谷雄太騎手、第一、第二頸椎骨折と胸椎骨折 今は意識はっきり 8日に落馬

スポーツ報知

 8日の福島5Rで落馬負傷した中谷雄太騎手(38)=栗東・フリー=について、同レースで競走中止となったルートロアーを管理し、中谷騎手と親交が深い矢作芳人調教師(57)=栗東=が4月11日、現状を説明した。

 負傷直後の8日にJRAからは「脳しんとう、頸椎損傷の疑い」と発表されたが、正式な診断名は「第一、第二頸椎骨折」と「胸椎骨折」。競馬場から病院へ搬送された際は意識がなかったが、病院到着時に意識が回復した。「今は意識もはっきりしているし、脳の方も問題なかった。(骨の)割れ方がよかったというか、脊椎まで達していないのが本当によかった。最悪の事態は免れたと思う」と矢作調教師は神妙な表情で説明。現在は手足も動く状態だという。

 現在は福島市内の病院に入院中だが、今後は容体を見ながら、東京都内の病院へ転院する。矢作調教師は「早ければ」という条件をつけながら、「3か月で骨が固まり、3か月はリハビリにかかるだろう。半年で復帰というのが目標になるんじゃないかな」と見通しを語った。

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