【天皇賞・春】クリンチャー、シュッと反応!上々の動きに宮本調教師も満足 

スポーツ報知
クリンチャーは四肢を伸ばしてスムーズに加速した

◆天皇賞・春1週前追い切り(18日・栗東トレセン)

 第157回天皇賞・春(29日、京都)で念願のG1初制覇を目指すクリンチャーが18日、栗東CWコースで1週前追い切りを行い、上々の動きを見せた。

 馬が少なくなったハロー(整地)前の時間帯に一頭でゆっくりとコース入り。マイペースでスムーズに加速し、6ハロン83秒8―12秒4をマークした。「先週(85秒8)より速めで、しまいだけ確かめた。仕掛けたらシュッと反応した」と宮本調教師は満足そうな表情だ。

 前走の阪神大賞典は前半で折り合いを欠き3着。そのため、中間は調教を工夫している。「前走は中距離の仕上げ方をしてしまった。今回は、菊花賞を目標にした時のやり方をしている」と宮本師は説明。最終追い切りも坂路で行う予定で、ソフトな調整方法で巻き返しを図る。

 凱旋門賞(10月7日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)にすでに登録済み。「何とかここで結果を出して秋へ、と思っている」と力強い言葉で締めくくった宮本師。秋へ向けて飛躍するための調整は順調に進んでいる。(橋本 樹理)

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