【天皇賞・春】ガンコ抜群の動き!藤岡佑も感触上々

スポーツ報知
自ら行く気を見せて好ラップを刻んだガンコ

◆天皇賞・春追い切り(25日・栗東トレセン)

 ガンコは、藤岡佑が騎乗して栗東・坂路に単走で入った。馬のリズムを大事に序盤はゆったり。3ハロン目には、馬なりのまま自ら行く気を出すようにして12秒8の好ラップ。フィニッシュ直前だけ伸ばしたラストを12秒3だ。

 「先週乗った感触に今朝の感触を踏まえて、どれくらいやるかを考えました。馬場が悪くて無理をしなかったけど、適度に気合が乗り、動きは良かったです」

 全体54秒4に派手さはないが、確実に描く上昇カーブを感じ取ったからこそ、鞍上は馬の気持ちに任せて終えた。

 昨年末まで1000万クラス。ここ4走で前走の日経賞・G2を勝ち切るまでに上(のぼ)ってきた勢いはメンバー随一だ。体調の良さも確認した主戦の期待がにじむ。

 「この距離ばかりは正直、走ってみないと分からないけど、間違いなくいいタイミングで乗せてもらっていると思います」

 不動の軸が不在で、大混戦の16ハロン。ガンコが出世物語を完結させるか。(宮崎 尚行)

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