【京王杯SC】グレーターロンドン、得意の東京で重賞初制覇だ

スポーツ報知
グレーターロンドンはタイトルを取れる力の持ち主

◆第63回京王杯スプリングC・G2(5月12日、東京競馬場・芝1400メートル)

 第63回京王杯スプリングC・G2(12日、東京=1着馬に安田記念への優先出走権)でディープインパクト産駒のグレーターロンドンが重賞初Vを狙う。昨年はG1初挑戦の安田記念で4着。初距離でも得意の府中で持ち前の強烈な末脚を全開させる。

 鋭い末脚が武器のグレーターロンドンが、得意の東京コースで悲願の重賞初制覇を目指す。デビュー以来最も短い距離の芝1400メートル戦に挑むが、大竹調教師は「初めてになりますが、東京なら対応できるんじゃないかと思っている。力がある馬ですからね」と不安よりも期待が大きい口ぶりだ。

 前走のダービー卿CTの5着は、展開の不利が敗因で力負けではなかった。4番枠から終始馬群の内で脚をためて、ロスを避ける形で直線は最内を突いた。しかし前が詰まって不完全燃焼。指揮官が「広い東京なら」と話すように、今回は舞台条件が好転。全6勝中4勝を挙げるほか、G1初挑戦だった昨年の安田記念4着など能力をフルに発揮できる。

 1週前追い切りは、美浦・Wコースでマサノヒロイン(5歳500万)を2馬身追走して80秒1―12秒8で馬なり併入と、楽に好時計をマークした。大竹師は「調教は量と質を充実させています。爪(の不安)は全くないわけではないが、手綱を引っ張りきりでこの時計ですからね」と動きや気配の良さに納得の表情。安田記念を見据えて、まずはタイトルをつかみにいく。(坂本 達洋)

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