【日本ダービー】キタノコマンドール、鋭い伸び!池江調教師「動きよかった」

スポーツ報知
軽快なフットワークのキタノコマンドール

◆日本ダービー追い切り(23日・栗東トレセン)

 ゆったりとした身のこなしから、シャープに伸びた。キタノコマンドールは栗東・坂路で最終追い切り。ラスト1ハロン手前から手綱が動かされると徐々に加速がつき、トップスピードを保ったままフィニッシュした。全体は54秒2ながら、ラスト1ハロンは12秒3。「動きはよかったですよ」と池江調教師はうなずいた。

 池江厩舎のオープン馬で、レース当週に栗東・CWコースではなく負荷が少ない坂路での追い切りは珍しい。「これで、もっと攻められたらな」とトレーナーは言うが、2週前と1週前はCWコースで追い切りを消化。特に先週はG1ホースのペルシアンナイトの胸を借り、7ハロンと長めを追われた。調整過程に不安はない。

 “持っている”馬だ。前走の皐月賞は上がり最速タイの脚で5着。6着とは鼻差の接戦で、昨年までの4着から5着へと枠が拡大した優先出走権をつかんだ。「今回は距離も直線が長いのも左回りもいいと思う」と池江師。まだ未完成ながら、トップクラスのポテンシャルで世代の頂点を狙う。(山本 武志)

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