【日本ダービー・田中歩の馬と歩もう】ブラストワンピース、人馬ともに態勢整った!

スポーツ報知
田中歩アナはブラストワンピースに騎乗する池添(右)とツーショットでパシャリ。取材もバッチリ!?

◆第85回日本ダービー・G1(27日・芝2400メートル、東京競馬場)

 こんにちは! 先週のオークスは堅い決着でしたが、アーモンドアイは3冠も取ることができるのでは!と感じたオークスでした。

 さあ、今週は日本ダービー! 緊張感と独特の雰囲気に包まれた美浦トレセンに足を運んできました。本命はデビューから3戦無敗のブラストワンピース。池添騎手が返し馬で初めてまたがってから惚れ込んでいる馬です。前走の毎日杯、前々走のゆりかもめ賞はともに素晴らしい走りでした。今回と同じ東京2400メートル戦を4馬身差で圧勝している点も強みとなります。美浦・Wコースでの最終追い切りは、馬体増を考慮して強めの調整でしたが、太め感を感じさせない迫力のある併せ馬でラストは12秒2で先着。間隔も空いているのでよりフレッシュです。鞍上の池添騎手は「本番でピークに持っていける。短期間で良くなった馬がダービーを取れるんです」とその状態の良さに太鼓判。自身2度目のダービー制覇へ向け、人馬ともに態勢は整っています。

 対抗はダノンプレミアム。皐月賞を回避する前にライバルの馬に乗っていたルメール騎手にお話を聞いた際、「皐月賞で一番恐いのはダノンプレミアム」と強さを認めていました。今回はその影響を不安視する声もありますが、栗東・CWコースでの最終追い切りではラスト1ハロン11秒3をマーク。1週前も長めから追ってラストは11秒3と、動きは順調そのものです。絶対王者の地力に期待しています。

 3番手は、青葉賞勝ち馬ゴーフォザサミット。その前走は時計も内容も評価できるものです。東京コースは3戦2勝ですし、息が長く続く末脚は確かな武器。先日、JRA通算2500勝を達成された蛯名騎手に頑張ってほしいです。(フリーアナウンサー)

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。今春はG1・8レースで5レースを的中させている。

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