【安田記念展望】デムーロ騎手騎乗予定のスワーヴリチャードがG1連勝へ

スポーツ報知
安田記念の出走予定馬。*騎手は想定

 第68回安田記念・G1は6月3日、東京競馬場の芝1600メートルの舞台で行われる。

 大阪杯で念願の初G1を制覇を果たしたスワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)が中心。初のマイルもスタミナが必須条件の東京コースなら心配は少ない。名コンビ・Mデムーロの手綱で、道中どこからでも動いていける強みを生かし、G1連勝へ。

 出遅れながら大阪杯2着に差し込んだペルシアンナイト(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)。昨年のマイルCS覇者で1600メートルは専門分野。息の長い末脚は東京も向きそう。川田とのタッグで逆転を狙う。

 昨年の3着レッドファルクス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎)は、久々に田辺とのコンビ。ロゴタイプで2年連続逃げて1、2着と東京マイルを知り尽くす鞍上とのコラボ。末脚発揮の技術にも長ける鞍上が興味をそそる。

 2度目の制覇を目指したドバイターフで3着のリアルスティール(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、東京の長い直線が向く。昨年は11着も適性自体は高い。

 ヴィクトリアマイルで鼻差2着のリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、武豊の騎乗で、ここも末脚に懸ける手か。道中で落鉄していた同4着アエロリット(牝4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)も再考が必要。

 マイラーズCをレコードVのサングレーザー(牡4歳、栗東・浅見秀一厩舎)はダービージョッキー・福永とのコンビで注目。京王杯スプリングC1~3着ムーンクエイク(セン5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、同2着キャンベルジュニア(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)、同3着サトノアレス(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は、ともに距離に不安はないタイプ。ダービー卿CTで重賞初Vを飾ったヒーズインラブ(牡5歳、栗東・藤岡健一厩舎)も上昇度を武器に初のG1参戦だ。(大上 賢一郎)

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