【安田記念】短距離王レッドファルクス、史上8頭目スプリント&マイルG1制覇を目指す

スポーツ報知
マイルのタイトルも狙うレッドファルクス(馬上は田辺、右は尾関調教師)

◆第68回安田記念・G1(6月3日・芝1600メートル、東京競馬場)

 16、17年のスプリンターズSを連覇した短距離王レッドファルクスが、3度目のマイルG1に挑む。昨年のこのレースは久々に1600メートルに投入され、勝ったサトノアラジンから0秒1差3着と適性を見せた。

 昨秋のマイルCSは8着に終わったが、昨年3着は偶然ではない。今回3年半ぶりのコンビとなる田辺が、1週前追い切り後にこう話した。「久々に乗りましたが、よくスプリンターズSを勝ったなと(笑い)。全然スプリント馬という感じがしない。だから、マイルはいいんじゃないですかね」。短距離馬の走りではないことを、背中から感じ取っていた。

 その鞍上が騎乗した23日は、美浦・Wコースで気合注入。尾関調教師は「2週前はしまいを替えなかったが、しっかり替えていたし反応も良かった。やるごとに良くなっている」と状態は上向いているようだ。

 馬名の「ファルクス」は「両手剣」。古代ローマで使われた大きな鎌のような剣のことだ。1600メートルでも切れ味が鈍ることのない追い込みで、ストレイトガール以来8頭目となるスプリント&マイルG1制覇を目指す。

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