【安田記念 福永に聞く】ダービージョッキーのお墨付き!サングレーザーは「完成してきた」

スポーツ報知
福永を背にしたサングレーザーは坂路で軽快な動き

◆安田記念・追い切り(30日・栗東トレセン)

 第68回安田記念・G1の追い切りが30日、東西トレセンで行われた。先週の日本ダービーを制した福永祐一騎手(41)=栗東・フリー=に、サングレーザーで臨む今回の意気込みなどを聞いた。きょう31日に出走馬が確定する。

 ―ワグネリアンで日本ダービーを勝利。悲願達成、おめでとうございます。

 「オヤジの代から(の悲願)やからね。普通のG1とはやっぱり違った。普通のG1を勝つと『気持ちいい』っていう感じだけど、そうじゃなかった。何とも言い難い。いろいろな感情が同時に押し寄せてきているから言い表せないね」

 ―父・洋一さんの騎手時代の同期である柴田政人調教師と同じく19度目の挑戦での達成でした。

 「不思議な縁を感じるよね。うちの親にすぐに連絡があったみたい」

 ―洋一さんにも報告されましたか。

 「(報告した時は)無表情だった(笑い)。(その後は)笑っていたけど」

 ―ダービーを一度勝つと、また勝ちたい気持ちが強くなると言います。

 「(初勝利と)同じ感動を味わえるかは分からないけど、やっぱりそう思うよね」

 ―ダービージョッキーとして臨むG1・安田記念はサングレーザーとのコンビです。30日は栗東の坂路で57秒6―13秒2。厩舎のいつものパターンで軽めでした。

 「バッチリ。いい動きだし、いい感じ。どっしりしている。前走より良くなっている。完成してきたね」

 ―前走の読売マイラーズCはレコードでの差し切り勝ちでした。

 「思ったより流れて、インからスムーズに抜け出した。末脚はよりしっかりしてきた。多少、太め感もあったと思う」

 ―マイルでの初めての勝利でした。昨年のマイルCSは小差の3着。G1初制覇の期待がかかります。

 「落ち着いている。いいところで収まってくれているし、今はマイルより長めの距離が合う感じがする。東京はいいんじゃないかな」(聞き手・橋本 樹理)

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