【マーメイドS】キンショーユキヒメ、福島に続いて2度目の重賞制覇に照準

スポーツ報知
福島牝馬Sを制し、勢いに乗るキンショーユキヒメ

◆第23回マーメイドS・G3(6月10日・芝2000メートル、阪神競馬場)

 福島牝馬Sで初タイトルをつかんだキンショーユキヒメがもう一丁だ。前走後はヴィクトリアマイルに使うプランもあったが、中2週での東京遠征を見送って、ここまで待機。2度目の重賞制覇へ、狙い澄ましたローテーションだ。

 先月31日の1週前追いは栗東・CWコースで6ハロン79秒3―12秒2を叩き出し、好調をアピール。「状態はずっといい。カイバをよく食べて太りやすいところがあり、(休み明けの)愛知杯は20キロ増で失敗した。福島牝馬Sの時は放牧に出さずに調整したので、今回も在厩」と中村調教師は調整パターンを工夫して再現をもくろむ。

 舞台は〈2〉〈4〉《1》着の阪神・芝2000メートルへ。連対圏を外した4着は昨年のこのレースで、勝ち馬とは0秒1差だ。「広いコースの方がいい。時計が速くなるよりは雨の方がいい。道悪はマイナスにはならない」。前走時にJRA全10場重賞制覇を決めた秋山は週末の雨予報も歓迎する。全6勝のうち5勝を4~9月にマーク。暖かい時期に良績を残す芦毛の“雪姫”が、昨年のリベンジを果たす。(橋本 樹理)

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