【エプソムC】ダイワキャグニー、初タイトルへ気合十分69秒1

スポーツ報知
ダイワキャグニーは単走で軽快な走りを見せた

◆エプソムC追い切り(6日・美浦トレセン)

 初タイトルへ、理想的な調教をこなした。美浦・Wコースを単走で駆け抜けたダイワキャグニー。序盤は無理なくリズム重視で進み、残り1ハロンでしっかりと負荷をかける。力感あふれるフットワークが充実度の証し。5ハロン69秒1―13秒0で最終追い切りを終えた。

 前方を進む僚馬に騎乗していた菊沢調教師は「ゴールを過ぎてからしか見ていないよ」とかわしたが、報道陣から時計を聞いて思わずニヤリ。「併せ馬にしようかと思ったけど、気合が乗っていたからね。今日はしまい重点でメリハリをつける調教がしたかったんだ」と意図したけいこを無事に消化し、満足げな表情を浮かべた。

 前走のメイSは従来の先行策ではなく、中団から馬群を縫ってV。レースぶりに進境が見られ、「引き出しが増えたのは良かった」と確かな手応えを口にする。全5勝が府中の1600~2000メートルで舞台設定は申し分なし。「あとは週末の馬場がどうか」と雨予報に一瞬顔を曇らせたが、最後は力強い口調で締めた。「しぶとく頑張ってくれるはず」。潜在能力を全面的に信用し、最高の結果を待つ。(豊島 俊介)

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