引退目前の障害の名手・林が関西ラスト騎乗を勝利で飾る

スポーツ報知

 6月10日の阪神4Rの障害オープン(障害・直線ダート3110メートル、14頭立て)で、障害2000回騎乗を区切りに引退を表明している林満明騎手(51)が、ヨカグラ(セン5歳、栗東・中竹和也厩舎)で1着となり、障害通算1999回目となる関西ラスト騎乗を最高の形で締めくくった。

 中団でリズムよく飛越をクリアしていき、徐々に進出。タスキコースを経て、順回りに入ると好位まで押し上げ、余裕をもっての追走に。直線入り口で先頭に立つと、そのまま悠々押し切って、2着に5馬身差で圧勝した。林騎手は「やばい。絶好調やな。良かった。最後まで追い出しを我慢して、やっぱり力があるね。(関西の)最後を締めくくれて良かった。出来すぎだけどね」。

 今年8勝目は、2位の平沢健治騎手に3勝差をつける単独トップ。レース後は関西の多くのファンにサインをして、ねぎらいや感謝の声援を受け止めた。2週後の東京ジャンプS・JG3(23日、東京競馬場)のアスターサムソン(セン5歳、栗東・中竹和也厩舎)が、ラスト騎乗になる予定だ。

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