【ユニコーンＳ】グリム、重賞初制覇へ視界良好！

◆第２３回ユニコーンＳ・Ｇ３（１７日・ダート１６００メートル、東京競馬場）

　第２３回ユニコーンＳ・Ｇ３（１７日、東京）でグリムが重賞初制覇を狙う。ヒヤシンスＳまで３連勝の強豪、スマハマとの競り合いを制して前走の青竜Ｓで勝利。「ゴール前で強い馬をよく差し返してくれました」と川田はレース後、高く評価していた。

　４月末の端午Ｓでの復帰を予定していたが、なかなか状態が上がらなかったため２週スライドして臨んだ前走で結果を出した。「一回使って上積みはかなり大きい。以前は使うごとに痛みがあったりしたけど、前走後はダメージが残っていない」と調教担当の野中助手は手応えを感じている。

　東京のマイルを経験しているのは大きな強み。「ここでもスムーズに運ぶことができたらチャンスはあると思う。具合はすごくいい」と野中助手。野中厩舎ではカゼノコ（１４年ジャパンダートダービー）以来となるダート重賞制覇を、はっきりと視界にとらえている。（内尾　篤嗣）