【函館新馬戦】ウインスピリタスが逃げ切り 2歳コースレコードに0秒2まで迫る好時計

スポーツ報知
ウインスピリタスが逃げ切りデビュー

 16日の函館5R・新馬(芝1000メートル=9頭立て)は、5番人気に推されたタニノギムレット産駒のウインスピリタス(牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が逃げ切った。勝ち時計は57秒4。1979年8月12日にハギノトップレディが記録した2歳コースレコード(57秒2)に0秒2と迫る好タイムだった。

 2番枠スタートから押して先頭に立ち、半馬身のリードで逃げた。終始手応えは抜群で、最後は外から迫る1番人気のロードワンダーに2馬身半差をつけて逃げ切った。騎乗した菱田騎手は「ゲートが速くて、道中の手応えが良く、仕掛けてからの反応も良かった。なおかつ速い時計で、とてもいい内容でした」と満足げに振り返った。

 管理する杉山調教師は「内枠を引いたので、いい競馬ができると思っていた。最後は余力があり、いい内容だった。正直に言いますと、長く在厩して本数をこなして、という調整ではなかったので、能力の高さで勝ってくれました。上積みはあるでしょうし、引き続きいい競馬ができそう。今日はセンスのある競馬でした。2歳戦は、センスの良さが武器になりますから。次走はオーナーと相談しますが、函館2歳S(7月22日、函館)に行ければ」と手応えをつかんでいた。

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