【阪神新馬戦】ショウリュウイクゾがデビューV 母ショウリュウムーンのオルフェ産駒は新潟2歳Sを視野

スポーツ報知
阪神5Rの新馬を勝ったショウリュウイクゾと浜中騎手

 17日の阪神5R、2歳新馬(芝1600メートル=10頭立て)は母に重賞3勝のショウリュウムーンを持つ良血馬で、1番人気のショウリュウイクゾ(牡、栗東・佐々木晶三厩舎、父オルフェーヴル)がゴール前で抜け出し、初陣を飾った。勝ち時計は1分35秒8。

 発馬でダッシュがつかず、促しながら道中は中団から追走。勝負どころでは浜中騎手の手綱が動いていたが、直線ではステッキに応えるようにしっかりと加速し、最後は馬群を割るように先頭に立つと、最後は2着のブールバールに1馬身1/4差をつける完勝だった。

 「(勝負どころは)思いのほか、物見をしたり、スタートで軽くよれたりしましたが、直線ではステッキに反応してくれました。調教からいい動きで、期待通りでした。これから良くなる馬ですよ」と母ショウリュウムーンの11年京都牝馬S勝ちの時にも騎乗していた浜中騎手は素質を評価。

 母も管理していた佐々木調教師は「母から切れを受け継いでいるかな。とにかく、おとなしい。最低でも1600メートル以上の馬だし、いずれは中距離になると思う。いい勝ち方だった」とホッとした表情を浮かべていた。今後はひと息入れた後、状態次第で新潟2歳S・G3(8月26日、新潟・芝1600メートル)への参戦を視野に入れている。

競馬

×