【函館スプリントS】セイウンコウセイがG1馬の貫禄示す 高松宮記念以来1年3か月ぶりのV

スポーツ報知
セイウンコウセイ(左)がヒルノデイバロー(右)の追撃をハナ差しのぎきり、逃げ切り勝ち

◆第25回函館スプリントS・G3(6月17日、芝1200メートル、函館競馬場、良)

 サマースプリントシリーズの開幕戦は16頭によって争われ、3番人気のセイウンコウセイ(美浦・上原博之厩舎、父アドマイヤムーン、池添謙一騎手)が最内枠から逃げ切りを決め、メンバー唯一のG1馬の貫禄を示した。

 鼻差の2着は10番人気で中団追走から直線で鋭く伸びたヒルノデイバロー(四位洋文騎手)。3着には好位から運んだ1番人気のナックビーナス(三浦皇成騎手)が続いた。

 池添騎手(セイウンコウセイ=1着)「最後は際どかったですが、よくしのいでくれました。この枠(1枠1番)ですし、出方次第だと思っていた。しっかり出てくれたら、ハナを主張しようというのは頭にあった。詰め寄られたが、よく頑張ってくれた。レースに乗るのは初めてでしたが、調教に乗り、とても乗りやすい馬だと感じた。自分のレースができれば、と思って臨みました。G1を勝ってから、勝利が遠ざかっていましたが、復活の手伝いができてよかったです」

 上原調教師(セイウンコウセイ=1着)「枠もよかったし、チークピーシーズも効いた。ジョッキーもうまく乗ってくれました。2番の馬(ダイアナヘイロー)が無理に行くようなら引こうと考えていたが、2番の馬が出遅れたので、あとは池添君の判断で、自分のペースで運んでくれた。過ごしやすい気候で、(3走前の)高松宮記念の時に減った体は戻った。いい状態でレースに臨めた。(2017年高松宮記念以来、1年3か月ぶりとなる勝利に)G1馬だからね。ホッとしています。去年(4着)は異常な高速馬場で、人馬ともに戸惑った。今年は順当に勝てました。夏の暑い時期は弱い馬なので、今後は放牧に出し、秋はスプリンターズS・G1(9月30日、中山)を目指します」

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