【米子S】障害帰りのベステンダンクがびっくりの逃走V タイレコードで5馬身差圧勝

スポーツ報知

 6月17日の阪神11R、米子S(3歳上オープン、芝1600メートル、12頭立て)は障害帰りだった単勝9番人気のベステンダンク(牡6歳、栗東・安達昭夫厩舎)が2着に5馬身差をつける鮮やかな逃げ切りでオープン初勝利を挙げた。勝ち時計はコースレコードタイとなる1分31秒9。

 好プレーが光った。「昨日、今日と阪神の芝に関しては前残りが多かったし、(このレースは)行く馬が見当たらなかったので」と鮫島駿が迷わずハナへ。切れ味勝負にならないようにスローペースには落とさず、1000メートル通過が57秒6と淀みないペースでの逃げ。直線でも2着以下との差はなかなか詰まらず、最後は1番人気のタイセイサミットに5馬身差をつけた。

 「理想的な逃げにすることができましたし、馬も良くなっていると思います。今日の感じなら、今後もマイル路線でいい競馬ができそうです」と鮫島駿。この春に2戦障害を使ったが、結果が出ずに平地へ戻した安達調教師も「びっくりです。放牧先で状態がいいと聞いていたので、ここ目標に乗り込んできましたが、ジョッキーがうまく乗ってくれました」と安達調教師も笑顔で振り返っていた。今後は未定。

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