【宝塚記念展望】ファン投票1位サトノダイヤモンドの復活なるか

スポーツ報知
宝塚記念の登録馬。*騎手は想定

 第59回宝塚記念・G1は6月24日、阪神競馬場の芝2200メートルを舞台に行われる。

 復活が待たれるファン投票1位サトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)。昨年の凱旋門賞(15着)帰りの金鯱賞(3着)は最後の直線でらしさを見せたが、G1の大阪杯は全く見せ場がない7着。まだ本調子には遠いのか。最終追い切りで見極めが必要になる。

 昨年の覇者サトノクラウン(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)は、海外遠征帰り(ドバイシーマC7着)の一戦。入念に調整を進めており、こちらも調子の見極めが重要課題。昨年のような、道悪競馬は、どんと来いだが…。

 香港ヴァーズ、日経賞とも9着のキセキ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)。前走で露呈した折り合い面の課題は残るが、地力自体はこのメンバーでも上位。Mデムーロとの再コンビ結成で勝機をうかがう。菊花賞のような極悪馬場なら、アドバンテージがある。

 ドバイターフ2着と力を示したヴィブロス(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎)は福永との再タッグに注目だ。

 15/16年シーズンの香港年度代表馬ワーザー(セン7歳、香港・Jムーア厩舎)にはボウマンが騎乗。2、4走前にG1の香港カップ、香港ゴールドカップをともに2着と大きな能力減退はない。

 日経新春杯(1着)、目黒記念(3着)と完全に軌道に乗ったパフォーマプロミス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)、武豊とのコンビで上位を狙うダンビュライト(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)、鳴尾記念をレコード勝ちのストロングタイタン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)、距離不適の天皇賞・春で4着と充実中のミッキーロケット(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)も、混戦を断つチャンスはある。(大上 賢一郎)

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