【ユニコーンS】ルヴァンスレーヴ、3馬身半差圧勝!レースレコードでJRA重賞初制覇!

スポーツ報知
後続を突き放したルヴァンスレーヴ(右)がレースレコードV

◆第23回ユニコーンS・G3(17日・ダート1600メートル・東京競馬場、重)

 第23回ユニコーンS・G3は17日、東京競馬場で行われ、昨年の全日本2歳優駿・交流G1を制した2歳ダート王、ルヴァンスレーヴ(Mデムーロ)が3馬身半差の圧勝劇。従来の記録を0秒1更新する1分35秒0のレースレコードでJRA重賞初制覇を飾った。

 力の違いを見せつけた。抜群の手応えで迎えた直線。ルヴァンスレーヴは軽く仕掛けられただけで、後続との差をあっと言う間に広げた。最後は流す余裕を見せながら、3馬身半差の圧勝。「直線は馬なりですごく伸びました。本当に素晴らしい馬です!」とMデムーロが絶賛したパフォーマンスで、レースレコードを0秒1更新してJRA重賞初勝利を手にした。

 「あまりスタートは速くないけど、二の脚が速い」とミルコが振り返ったように、スタート直後は後方2番手。ダート部分に入って3角8番手、4角4番手とポジションを上げると終始、大外を回される展開でも楽々と上がり最速タイ(35秒2)をマークした。「ペースも速くなかったし、いい位置につけられた。勝ちたいという気持ちが大きい馬です」と鞍上の賛辞は止まらなかった。

 昨年、無傷の3連勝で交流G1の全日本2歳優駿を制した実力を存分に発揮。「これまでと大きな違いはなく、いい勝ち方ができたと思います。今後のことは様子を見ながらになりますが、距離は延びても大丈夫だと思うので、大井のG1を目標に考えていきたい」と萩原調教師はコメント。ジャパンダートダービー(7月11日、ダート2000メートル)での交流G1・2勝目を視野に入れた。

 数々のG1馬を送り出した出世レースを完勝。まだ底を見せていないシンボリクリスエス産駒の未来は明るい。(西山 智昭)

 ◆ルヴァンスレーヴ 父シンボリクリスエス、母マエストラーレ(父ネオユニヴァース)。美浦・萩原清厩舎所属の牡3歳。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産。通算5戦4勝(うち地方1戦1勝)。総収得賞金は9508万4000円(うち地方3500万円)。主な勝ち鞍は全日本2歳優駿・G1(17年)。馬主は(株)G1レーシング。

競馬

×