藤田菜七子騎手、2日連続Vで通算31勝!G1騎乗可能に

スポーツ報知
ベルクカッツェで通算31勝目を挙げ、笑顔の藤田(馬上)と根本調教師

 藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本厩舎=が17日、東京3R(3歳未勝利)で3番人気のベルクカッツェに騎乗し、中団から鮮やかに突き抜けた。今年のJRA9勝目を挙げ、JRAと地方交流を合わせて通算31勝に到達。G1騎乗が可能となり、来週からは減量特典が3キロから2キロとなる。

 前日16日の東京8R(スズカアーチスト)に続く勝利。大歓声とともにゴールを駆け抜けた菜七子は「自厩舎の馬で勝てて良かったですね。G1に憧れはあります。甘い世界ではないので、乗せてもらえるように技術を上げていきたい」と気を引き締める。父の日に決めた記念すべきV。師匠の根本調教師は「これが第一歩。簡単に乗せてもらえるわけではないが、着実に成長している」と目尻を下げた。

 昨年はJRA14勝を挙げ、女性騎手の年間最多勝記録を更新。G1の騎乗が実現すれば、中央所属の女性騎手では初の快挙だ。躍進を続ける菜七子から今後も目が離せない。(豊島 俊介)

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