【宝塚記念】ミッキーロケット50秒7、ダンビュライトに先着!和田騎手「良くなっています。メンバー的に狙える」

スポーツ報知
和田を背にしたミッキーロケット(右)が僚馬ダンビュライトに追走先着

◆宝塚記念追い切り(20日・栗東トレセン)

 活気に満ちあふれていた。ミッキーロケットが栗東・坂路で抜群の動きを見せつけた。ダンビュライトを1馬身追走。ラスト1ハロンで馬体を並べ、和田の仕掛けに反応して力強く加速。最後まで勢いを保ったまま僚馬を突き放し、1馬身先着した。50秒7は全体で2番目に速い時計だった。

 「余裕のある感じで、良くなっていますよ。芯が入ってきて、しっかり動けそうです」と和田が手応えをつかめば、音無調教師も「具合はよさそう」と満足そうにうなずく。前走の天皇賞・春は、スムーズさを欠く場面がありながらも4着。放牧先から体に余裕がある状態で戻ったため、いつもの坂路だけでなく、CWコースも併用しての調整が好内容に結びついた。今回もそのパターンを踏襲。「天皇賞よりいいですよ」と担当の橋本美助手は口にする。

 今回が7度目のG1挑戦。騎乗停止だった今年の京都記念を除き、3歳秋から手綱を執り続ける和田には確かな手応えがある。「メンバー的に狙えるところにいると思います」。豊富なキャリアと状態のよさで、大駆けを狙う。

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