【宝塚記念 角居調教師に聞く】キセキを「立て直すためベスト尽くした」
スポーツ報知
◆宝塚記念追い切り(20日・栗東トレセン)
―キセキの最終追い切りは栗東のCWコースを単走。5ハロンを64秒8、ラスト1ハロン12秒4でした。
「単走でしたが、落ち着いて走れるかと。普段は落ち着きが出ているので、あとはレースでどうかでしょう」
―昨年末の香港ヴァーズ、今年初戦の日経賞とも9着に敗れました。
「香港は全然伸びなかったし、前走は馬の後ろで我慢できなくなり、人と馬の約束が壊れてしまった感じです」
―この中間の調整内容を教えてください。
「あのまま調教をしていけば短い距離しか使えなくなると感じ、気持ちを切り替える意味で放牧へ。疲れは取れて、調教では約束事の構築と確認作業を中心にやってきました。(コースメインで調教しているのは)坂路でかかるところを覚えたので」
―レースへの手応えと意気込みを。
「(勝った)菊花賞の時はまだ3歳という体で、だんだん古馬の体になってきました。高い能力を持っていると感じるので、(気持ちの面を)セーブできるかがカギ。修正できたかは分からないが、現段階では立て直すためのベストを尽くしたつもりです」