【宝塚記念】キセキ、8枠16番!過去5年連続で優勝馬輩出している8枠をゲット!

スポーツ報知
8枠16番に決まったキセキ。昨年の菊花賞馬の復活があるか

◆第59回宝塚記念・G1(24日・芝2200メートル、阪神競馬場)

 第59回宝塚記念・G1(24日、阪神)の枠順が21日、確定した。過去5年連続で優勝馬を輩出している8枠を引いたのは、昨年の菊花賞馬キセキ(16番)と、重賞2勝馬ゼーヴィント(15番)。幸運の“ピンク帽”を追い風にできるか。

 13、14年ゴールドシップ、15年ラブリーデイ、16年マリアライト、17年サトノクラウンと、5年連続で勝ち馬を出してきた8枠。“幸運”のピンク帽を、昨年の菊花賞馬キセキが手にした。

 「極端な枠に入っちゃいましたね」。枠順の並びを確認した辻野助手は苦笑いで口を開いた。「前に壁があった方がいいと思っていたので。前走は外に出したら行ってしまった面もありますしね。前半でうまくリズムをつかめれば」。香港遠征後は折り合いが課題となっているだけに、複雑な表情だったが、8枠の好走例を聞くと、「それが救いですね。その辺に期待します」と気を取り直した。

 中間は課題克服のため、真摯(しんし)に取り組んできた。かかることを覚えた坂路からコースを中心にするなど、調教パターンを変更。「落ち着いて走れるように、しっかり人の指示を聞けるようにしてきました。実戦でその効果が出れば」と同助手は期待を込めた。

 菊花賞を制したMデムーロとのコンビ再結成。「壁をつくれなくても、リズム良く行ければ。変にカリカリする面がなく、普段はリラックスして過ごせているので」。辻野助手は、4戦3連対と癖を熟知する鞍上に託す。昨年、サトノクラウンを激走させた名手は連覇なら内藤繁春(66年エイトクラウン、67年タイヨウ)以来、51年ぶり。仁川に“奇跡”が起こるか。(橋本 樹理)

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