藤田菜七子騎手、トークショーで「夢は根本先生も勝たれたダービー」

スポーツ報知
師匠の根本調教師(中)の話を真剣な表情で聞く藤田(右)

 藤田菜七子騎手(20)=美浦・根本厩舎=が21日、師匠の根本康広調教師(62)とともに札幌市内で「JRA札幌セミナー」に参加。約120人の来場者を前にしたトークショーで「夢は先生も勝たれたダービー」と最高峰の舞台への思いを口にした。

 藤田は今月17日に今年のJRA9勝目を挙げ、地方交流と合わせて通算31勝に到達。G1騎乗が可能となったが、「だからといって、すぐに乗れるわけじゃない。信頼して乗せてもらえるジョッキーになりたい」と話し、「まずは次の1勝を目指す」と改めて決意を表明した。

 根本師は騎手時代の87年にメリーナイスで日本ダービーを制覇。その恩師から「中央のジョッキーは140人くらいいるが、全員が勝つには140年かかる。勝つのは大変なことだが、まずは乗ることが大事」と険しい道のりを説かれ、藤田は表情を引き締めていた。

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