【宝塚記念・ワタシの◎ 宮下瞳】パフォーマプロミス、持ち前の器用さが生きるコース

スポーツ報知
宮下瞳騎手はパフォーマプロミスの勝利を確信してVサイン

◆第59回宝塚記念・G1(6月24日・芝2200メートル、阪神競馬場)

 G1土曜企画「UMAJO(うまじょ)報知」も、この宝塚記念が上半期ラスト。女性地方騎手によるリレーコラム「ワタシの◎」の宮下瞳騎手=名古屋=は、好位から運べるパフォーマプロミスに◎を託しました。

 先週のハッピーな話題といえば、藤田菜七子ちゃんが31勝目を挙げてG1の騎乗が可能になったことです。本当に素晴らしい!今月9日に会ってお話ができ、そのすぐ後だったので、より一層うれしく思いました。

 中央でハツラツと乗り続ける彼女から、たくさんパワーをもらっています。G1で乗る日を一日も早く見たいですね。何だか私までドキドキワクワクしてきました。同じ女性ジョッキーとして全力で応援したいです。

 近い将来、宝塚記念に菜七子ちゃんが騎乗していることを心から願っています。さて、今年のメンバーは絶対的な存在が見当たりません。G1初挑戦でも十分に通用すると信じ、パフォーマプロミスを本命にしました。

 6歳夏で13戦だけと、体がしっかりするまで時間がかかり、慎重に慎重に使われてきました。そのなかで結果を出してきたのだから能力は相当高く、まだまだ奥に強さを秘めていそうです。

 この子の長所は、スタートが上手で楽にいいポジションを取れるところ。豪快な追い込みは気持ちがいいけど、どうしても安定感に欠けますからね。プロミスは騎手として乗っていても、見ていても安心感のあるタイプ。直線の短い内回りでは、持ち前の器用さが生きてくるはずです。去年、後輩の(木之前)葵ちゃんが的中していたので、私もサマーグランプリを当てて上半期を締めくくりたいです。(名古屋競馬騎手)

【宮下瞳騎手の印】

◎(7)パフォーマプロミス

○(10)ヴィブロス

▲(8)ダンビュライト

★(13)ワーザー

△(3)サトノダイヤモンド

△(9)サトノクラウン

△(16)キセキ

 ◆宮下 瞳(みやした・ひとみ)1977年5月31日、鹿児島県生まれ。41歳。95年10月に名古屋でデビューし、11年8月に引退。男児2人の出産を経て、16年8月に現役復帰。今年27勝、女性騎手では国内最多の地方通算738勝。通算重賞3勝。152センチ、46キロ。血液型A。

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