【阪神新馬】ブレイキングドーンが好位抜け出しデビューV 福永「こんな強い勝ち方をするとは」

スポーツ報知
直線抜け出したブレイキングドーン

 24日の阪神5R・新馬(芝1800メートル=10頭立て)は、8番人気の伏兵ブレイキングドーン(牡、父ヴィクトワールピサ=栗東・中竹和也厩舎)が、2番手から抜け出して初陣Vを飾った。勝ち時計は1分50秒5。

 スタートを決めるとすんなり2番手に収まった。前半1000メートルが63秒5の遅い流れを逃げ馬の直後でうまく脚をため、直線であっさり抜け出して一人旅。最後は流したまま2着に3馬身差をつける完勝だった。

 福永祐一騎手は「強かったですね。今日はこういう馬場(稍重)で内から乾いていたので、勝ちに行く競馬をしました。それでも、こんなに強い勝ち方をするとは。調教では少しもたもたしている感じがあったけど、実戦に行って良かったですね。レースではスッと動けていました。まだ精神的に幼い面があるけど、今後が楽しみです」と成長に期待した。

 中竹調教師は「上手なレースをしてくれました。ゲートを決めて、流れがかなり遅かったぶん、若干行きたがるそぶりもあったけど、折り合いもつきましたから。若い馬にすれば、上出来でしょう。坂路で時計を出すようなタイプじゃないけど、動き自体には良さがありました。ただ、まだだいぶ変わってくると思うので、ひと夏はゆっくりさせるつもりです。中長距離タイプだと思うので、クラシックディスタンスでいけると思います」と期待した。

 2着には2番人気のアドマイヤジャスタ(クリストフ・ルメール騎手)が入り、1番人気のホウオウライジン(ミルコ・デムーロ騎手)は4着だった。

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