【中京記念】“夏男”ウインガニオン、連覇へ万全の態勢
スポーツ報知
◆中京記念追い切り(18日・栗東トレセン)
“夏男”が連覇へ万全の態勢だ。ウインガニオンは栗東・坂路を単走。2ハロン目からペースを上げると、51秒8―12秒4のタイムでゴールまで力強く駆け抜けた。「目いっぱいでなくても、これくらい時計は出る。暑くなるに連れて動きが良くなっている」と西園調教師。オープン2連勝後に臨んだ昨年との比較でも「遜色ない」と胸を張った。
前走の安田記念(0秒7差7着)が、中京の最終週へ布石となる内容だった。「大外枠から多少、無理してでもハナに行ってもらった」。馬場が重いと行きっぷりが悪くなる面があり、トレーナーはテンから気合を注入したことが生きてくるとみている。
昨年のサマーマイルシリーズは、グランシルクと15ポイントで並びタイトルを分け合った。今年は単独優勝が目標だ。「ハンデ(57・5キロ)は力を評価されてのもの。自分の競馬に徹するのみ」と西園師。3戦3勝の得意コースで、1年ぶりの勝利をつかむ。(吉村)