【紫苑S】マウレア、態勢整った!馬なりのまま半馬身先着!

スポーツ報知
マウレア(左)は馬なりで追走先着

◆紫苑S追い切り(5日・美浦トレセン)

 秋華賞トライアルの第3回紫苑S・G3(8日、中山=3着まで優先出走権)に出走するマウレアは美浦・Wコースの併せ馬で追走先着。実りの秋とするため、前哨戦へ向けて態勢を整えた。

 力強い走りを披露した。マウレアは美浦・Wコースでスピリットソウル(4歳500万)を2馬身追走。直線で早々に馬体を併せると、重馬場を苦にすることなく5ハロン69秒2―13秒5。馬なりのまま半馬身先着した。「なかなか調教だけでは仕上がらないけど、本数はやっているので」と手塚調教師は説明。1週前追い切りでは重賞2勝のセダブリランテス相手に併入。叩き良化型で秋華賞を見据えての前哨戦ではあるが、じっくりと乗り込んで走れる態勢は整っている。

 2歳時は新馬、500万特別を連勝して臨んだ阪神JFが3着。今年の春は桜花賞、オークスで連続5着。世代の牝馬G1にすべて参戦し、トップクラスの能力は示してきただけに、「体重は変わらないけど、背は伸びた。今まで強い相手とやってきたからね。距離は1800から2000メートルくらいがいいと思っているし、中山は初めてだけど能力はあるので力を出せれば勝ち負け」と手塚師の期待は大きい。ここできっちり結果を出して、堂々と最終決戦に向かいたい。(西山 智昭)

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