【菊花賞 樹理が占う】春の上位馬リードも上がり馬ならメイショウテッコンに注目!

スポーツ報知
3着に逃げ粘ったメイショウテッコン(左)

 トライアル2戦が終了したが、勢力図に大きな変化は見られなかった。日本ダービー馬ワグネリアンは横綱相撲で実力の違いを見せ、同4着馬エタリオウも最後方から2着。一方、皐月賞馬エポカドーロは本来の競馬ができなくても、4着まで押し上げた。

 セントライト記念を制したジェネラーレウーノや、古馬相手に新潟記念を圧勝したブラストワンピースも含めて、春の上位馬が秋もこの世代をリードしていくのは間違いない。

 ワグネリアンは天皇賞・秋へ向かい、遅れてきた良血レイエンダは距離を考慮してチャレンジC(12月1日、阪神)を視野に入れる。トライアルで出走権を得た6頭は半数近くが回避の見込みだが、上がり馬として筆頭に挙げるならメイショウテッコンだろう。

 ひと息入れて14キロ増での出走は好印象で、良績を残してきた平坦の京都に替わるのもプラス。春の実績馬は強いが、今回と同様にマイペースの競馬がかなえば、一角を崩せる存在になるかもしれない。(橋本 樹理)

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