【次回注目馬】カイザーバルが初の芝7ハロンで鮮やか差し切り 折り合って決め脚全開

スポーツ報知
差し切り勝ちしたカイザーバル(左から2頭目)

◆カイザーバル(10月6日、京都10R・久多特別・牝馬限定、芝1400メートル=1着)

 ゲートをゆったりと出て、後方でスムーズに折り合った。勝負どころでは余裕を持って追い出し、外から長く脚を使って差し切り。昨年3月以降は勝ち切れなかった秋華賞3着馬だったが、初の1400メートル投入が奏功し、復活Vを飾った。

 「今後、また1600~1800メートルに使うとなると大変になるから、スタートは出さなかった」と四位洋文騎手。序盤のビハインドは狙い通りで、じっくり運んで余すところなく決め脚を引き出した。外回りコースや距離がプラス材料となった一方で、馬が“勝利の味”を思い出し、自信をつけたことも大きな収穫。引き続きマイル以下への起用なら、牡馬相手の1600万でも主力として扱いたい。(吉村 達)

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