【府中牝馬S】大逃げのカワキタエンカはゴール前でのみ込まれ…

スポーツ報知

◆第66回府中牝馬S・G2(10月13日・芝1800メートル、東京競馬場、良)

 11頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎、父ハービンジャー)が強烈な末脚を繰り出してゴール前で差し切り、重賞4勝目を連勝で飾った。同馬にエリザベス女王杯への優先出走権が与えられた。勝ち時計は1分44秒7。

 同レースは2005年にヤマニンアラバスタが勝ったのを最後に、1番人気馬が12連敗中だったが、ついにストップさせた。

 また、ルメール騎手はこの勝利が、史上42人目となるJRA通算900勝となった。

 2着は、ゴール前でクビ差かわされた2番人気のリスグラシュー(ミルコ・デムーロ騎手)。3着には7番人気のフロンテアクイーン(蛯名正義騎手)が入った。

 池添騎手(カワキタエンカ=6着)「ハミを外してしまうと行ってしまうので、こういう競馬しかできないが、牝馬同士であればやれると思う」

 田辺騎手(アドマイヤリード=7着)「スローのヨーイドンが理想だったが、割と淡々と流れてしまった。脚をためられるポジションで運びたかったので、せかさなかった。ディアドラと一緒に上がっていきたかったんですけどね。調教で乗った感じよりレースの方がよかった」

 福永騎手(メイズオブオナー=8着)「道中にムキになるところがあったし、うまく乗れなかった」

 昆調教師(ミスパンテール=9着)「久々は関係ない。イレ込みはいつも通り。2週前にオーバーワークの調教になり、直前で加減をしたが、思ったような調整をできなかった」

 田中勝騎手(キョウワゼノビア=11着)「流れに乗れたが、少し脚が足りない。スッと前に行ってしまったが、もう少しじっくり乗ってもよかったのかな」

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