落馬事故で長期休養の中谷騎手が調教騎乗再開 12月からの復帰目指す

スポーツ報知

 4月の落馬事故で第一、第二頸椎骨折及び胸椎骨折の重傷を負った中谷雄太騎手(39)=栗東・フリー=が17日、栗東トレーニングセンターでの調教騎乗を再開した。今後は12月1日から始まる中京開催での復帰を目指していく。

 この日は2頭の調教のみだったが、馬上で味わう久々の感覚に「やっぱりいいよね」という言葉が何度も口を突いた。7か月近い休養中は矢作調教師などの紹介で、巨人の坂本勇人選手や今季で引退した村田修一元選手のトレーナーだった升永雅史氏の下でトレーニングに励んだ。

 「(休養が)長いのは覚悟していましたから、焦らずにお医者さんのOKをもらって、完全に治してから復帰したいと思っていました。トレーニングをしてきたので、落馬する前より体はいいと思います」と笑顔を浮かべる。

 休養中には「引退」という言葉も頭をよぎることもあったというが、最終的には「先生(矢作調教師)のためにも、もう一回乗りたいという気持ちになった」と復帰を決意。日々のトレーニングを行ってきた。「復帰するからには以前よりもいい成績を残さないといけない。(今年の)あと1か月で、来年に向けて勢いをつけたいですね」と視線は前を向いていた。

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