まだまだ混戦(栗東)

スポーツ報知

 こんにちは、山本です。今日も栗東に残っております。ではでは、行ってみましょうか。

 本日は少し忙しいので、前振りゾーンは省略とさせていただきます。ということで、ホントに早速本題へ。明日の競馬を衷心に見ていきましょう。

 京都3Rには池江厩舎でPOGでも注目を集めていた【プランドラー(牡、父ディープインパクト)】が登場します。今回は短期放牧明け。「入ってきた時は少し細いかなと思いましたけど、徐々に膨らみが出てきましたね。能力はある馬ですから」と兼武助手。まだ、切れという面で物足りなさはあるようですが、その点を補えそうな内回りの2000メートルで初勝利といきますか。その池江厩舎、きんもくせい特別で2着だった【ダノンチェイサー(牡、父ディープインパクト)】は引き続き津村Jで中京のこうやまき賞へ向かうようです。

 池江厩舎といえば、9Rの秋明菊賞に【レースガーデン(牝、父ディープインパクト)】が参戦します。北海道でのデビュー戦ではアルテミスSで3着だったエールヴォアに完勝。能力は高そうです。「なかなか具合はよさそうですよ。勝ちっぷりもよかったですから。体は多少減ると思いますが、心配はありません」と兼武助手は期待していました。

 ここには音無厩舎の【ジョニーズララバイ(牡、父マンハッタンカフェ)】も登場します。当初はもみじSを目指していましたが、目の外傷で仕切り直しの一戦となります。ただ、災い転じて福となすと言いますか、「放牧から帰ってきて、馬はすごく良くなっている。前走でも負けたけど、強い競馬はできていると思うし、楽しみだね」と音無調教師は話していました。そうそう、母にピンクカメオを持つ【ピノクル(牡、父キングカメハメハ)】はデビュー戦で4着でしたが、鞍上のCデムーロJがかなりの素質を感じていた様子。CデムーロJが参戦する12月8日の中京マイルの未勝利戦で初勝利を狙うことになりました。

 京都5Rの新馬は橋田厩舎の【スカーフェイス(牡、父ハーツクライ、母スプリングサンダー)】。こちらは天皇賞馬、スズカマンボを叔父にもちます。「動きに素軽さがありますし、小ぶりだけど、フットワークは大きいんです。楽しみですね」と橋田調教師。当然、来春のクラシックを見据えている期待馬ですし、乗り込み量も十分。初戦から期待したいところです。

 あと、少しだけPOG情報を。池添兼厩舎でデイリー杯2歳S2着だった【メイショウショウブ(牝、父ダイワメジャー)】は阪神JFに向かいます。さらに、阪神開幕週の芝2000メートルでのデビューを予定しているのが【ショウナンタイガ(牡、父ディープインパクト、母チェリーフォレスト)】。池添Jが騎乗します。母系はサクラバクシンオー肌なんですが、「体つきはゆったりしているから、距離に融通は利きそう。掛かる馬でもないし、まずはこの距離から使います」と池添兼調教師は期待しているようでした。

 さて、ここからは少しだけ、先ほど見た東京スポーツ杯2歳Sで思ったことを。これ、結果論ではないんですが、レース直前に予想柱とオッズを見ていると、唯一の重賞ウィナーだった【ニシノデイジー(牡、父ハービンジャー)】が単勝35倍って、外国人J人気はすごいなーなんて思っていたら、こんな時に勝つんですよね、う~ん。結果的に前走の札幌2歳Sと同じように淀みない流れになったことが2着の【アガラス(牡、父ブラックタイド)】とともに幸いしたとは思うんですが、とはいえ重賞連覇ですからね。今後も要注目でしょう。【ヴェロックス(牡、父ジャスタウェイ)】は直線で外へ振られるロスが痛かったかな。個人的にはもっと弾けるかな、と思っていましたが。しかし、素質馬ぞろいの一戦が馬連万馬券決着。まだ、2歳牡馬戦線はよう分かりません、正直…。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都10R・1テーオービクトリー(叩き3戦目でムーアJ騎乗&最内枠。本領発揮の条件そろった)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

東京11R・15コウエイエンブレム(ここは展開重視。先行馬が少なく、前に行けるメリットは大)

福島8R・13タガノフレイア(「ここ2走は坂路で追い切りましたが、今回はコース追いに戻しています」と野田助手。本来の走りを見せる)

福島11R・15ジュンヴァルカン(「発馬さえ五分なら、小回りのこの距離でも」と友道調教師。大外枠で不安が少しは軽減か)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

競馬

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