【東京スポーツ杯2歳S】8番人気ニシノデイジー、4頭横一線の大接戦制し重賞連勝!

スポーツ報知
内から伸びたニシノデイジー(右端)。4頭横一線の接戦を制した

◆第23回東京スポーツ杯2歳S・G3(11月17日・芝1800メートル・東京競馬場、良)

 第23回東京スポーツ杯2歳S・G3(17日、東京)は8番人気のニシノデイジー(勝浦)がゴール前の混戦を制し、札幌2歳Sに続く重賞2勝目を飾った。1番人気のルヴォルグ(ムーア)は9着。3連単の配当は59万3030円となる大波乱の決着となった。

 4頭が並んだ大接戦。最内で先頭を守ったのは、唯一の重賞馬ニシノデイジーだった。直線で窮屈になりかけたが、前が開いた残り300メートルからグッと加速。外から迫る3頭に先着を許さず、アガラスを鼻差抑えて、重賞2連勝のゴールに飛び込んだ。

 「追って甘い面があるが、何とか頑張って勝ってくれた」と勝浦は8番人気で制したパートナーをねぎらう。6番人気で制した札幌2歳Sに続くタイトルに、「さすがにみんなもう注目してくれるんじゃないかな」と笑った。

 洋芝で勝ち上がってきたハービンジャー産駒。「時計勝負がどうかなと思ったが、1分46秒台なら大したもの」と高木調教師は手応えを得た。次走のホープフルS(12月28日、中山)では堂々の主役になる。(石野 静香)

 ◆ニシノデイジー 父ハービンジャー、母ニシノヒナギク(父アグネスタキオン)。美浦・高木登厩舎所属の牡2歳。北海道浦河町・谷川牧場の生産。通算4戦3勝。総収得賞金は7285万7000円。主な勝ち鞍は18年札幌2歳S・G3。馬主は西山茂行氏。

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