【エリカ賞】4年ぶり復活の出世レースは紅一点のエールヴォアが制す

スポーツ報知
阪神9Rのエリカ賞を押し切ったエールヴォア

 12月8日の阪神9R、2歳500万のエリカ賞(芝2000メートル=7頭立て、オールイズウェルが出走取り消し)は、先手を取ったエールヴォア(牝、栗東・橋口慎介厩舎)が押し切り、2勝目を挙げた。勝ちタイムは2分1秒4。

 1000メートル通過が62秒4というスローで主導権を握り、余裕十分に逃げ切った。「持ち味を生かす競馬でハナに行っても(いい)ということだったので、リズム良く競馬した結果のポジションですね」と川田将雅騎手。阪神JFにも登録していたが、自己条件に回って貴重な2勝目をゲットした。

 タヤスツヨシ(95年日本ダービー)、アドマイヤベガ(99年日本ダービー)、クロフネ(01年NHKマイルC、ジャパンCダート)、アドマイヤグルーヴ(03、04年エリザベス女王杯)、キングカメハメハ(04年NHKマイルC、日本ダービー)、エイシンフラッシュ(10年日本ダービー、12年天皇賞・秋)、ヴィルシーナ(13、14年ヴィクトリアM)といったG1馬が優勝した出世レース。15~17年は平場の芝2000メートルで行われ、レース名が消滅していたが、4年ぶりに特別戦に復活した。紅一点で制した橋口調教師は「負けられないところだった。勝ってよかった」とホッとした表情。年内は休養し、来年の重賞を視野に入れる。

競馬

×