【中日新聞杯】ゴール前差し返した！ギベオン鼻差で重賞初制覇

◆第５４回中日新聞杯・Ｇ３（１２月８日・芝２０００メートル、中京競馬場、良）

　第５４回中日新聞杯・Ｇ３は８日、中京競馬場の芝２０００メートルで１４頭によって争われ、１番人気のギベオン（Ｃデムーロ）がゴール前の叩き合いを鼻差で競り勝ち、重賞初制覇を飾った。

　強い３歳世代のディープインパクト産駒がタイトル奪取に成功した。ギベオンは１０００メートル通過が５８秒７の速い流れのなか、中団で折り合って直線半ばで先頭へ。外から伸びたショウナンバッハに一度は前に出られたが、ゴール前で盛り返して鼻差で接戦を制した。

　昨年のメートルダールに続き、中日新聞杯の連覇となったＣデムーロが会心の笑顔。「折り合いがついて、いいポジションで運べました。いい感じで上がって直線でいい脚を使ってくれました。とても素晴らしい馬です」と絶賛していた。

　ＮＨＫマイルＣ２着馬は秋初戦のセントライト記念では１３着と崩れたが、見事立て直しに成功。キャリア６戦目の重賞Ｖで来年へつなげた。（内尾　篤嗣）

　◆ギベオン　父ディープインパクト、母コンテスティッド（父ゴーストザッパー）。栗東・藤原英昭厩舎所属の牡３歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算６戦３勝。総収得賞金は１億１６９９万３０００円。重賞初勝利。馬主は（有）社台レースホース。