【新馬戦出走馬】西浦調教師ゆかりの良血2頭、土曜阪神でデビュー

スポーツ報知
15日阪神5Rに出走するカズフォークナー

 西浦調教師が管理した名牝2頭の子供が15日の阪神でデビューする。5R(芝1600メートル)のカズフォークナー(牡、父オルフェーヴル)は、01年桜花賞、秋華賞、00年阪神3歳牝馬S(現阪神JF)でG1・3勝を挙げたテイエムオーシャンの息子。西浦師は「後肢の感じが母に似ている。ここまで十分に乗り込んで出来はいい。もちろん初戦から楽しみ」と期待を隠さない。1週前の5日に栗東・CWコースでラスト11秒9(6ハロン83秒0)と伸び、好仕上がりをアピールした。

 同日の6R(ダート1200メートル)には06年オークス、秋華賞とG1・2勝したカワカミプリンセスの娘のクイーンハーツ(父キングカメハメハ)がスタンバイ。西浦師は「素直でゲートが速い。母の父キングヘイローの感じが出ていて、短い距離で良さそう」と手応えがある様子。12日にはパワーが必要な時間帯の栗東・坂路で55秒4―12秒7と水準レベルの動きを見せた。

 トレーナーは「この血統が後々、残っていってほしい。わくわくしますね」と2頭のデビューを楽しみにする。日本の競馬史に名を刻んだ両母のように初陣を飾ることができるか、注目だ。(内尾 篤嗣)

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