気になる娘たち(美浦)

2017年3月28日18時10分  スポーツ報知 Link

 こんにちは。牧野です。今週も美浦ではPOGの厩舎別取材があるんで、ピッチを上げて更新しようと思っているんですが、なかなかはかどりません。

 美浦入りした火曜の夜。寮の食堂で泥酔していた呑助たちに加わるハメになってしまいまして。最初にいたメンツは、バ〇舌でも記者クラブのミシュランを自認するベテランのN記者、ペヤング大好き老人のM記者、上司のWデスクの出世を気にするT記者とワタクシを含む4人だったんですが、いつのまにか集団が膨れ上がっていたんです。元審判部長O氏など保安協会の方々や、日本で何年もジャーナリストとして活動してきた米国人のB嬢なども参加して、どんちゃん騒ぎ。すっかり床に就くタイミングを逸してしまったんです。

 しかも、T記者が何か暴言を吐いたのを機に場の空気が一変。戦車のような分厚いボディを備える米国嬢がT記者に迫るように、「アヤマレ! アヤマレ!」と片言の日本語で強く謝罪を求め始めたんです。パールハーバー以来の日米開戦か。周囲も口を挟む余地がない険悪な雰囲気で、酔っ払った重鎮のM記者が何かを言いかけても、バトルの声に押されて沈黙。まるで火種が燻っている半島のように悶々としている感じでして……。と思ったのも束の間。船を漕ぎ始めたM老人が、はだけた浴衣の合間から核弾頭を積んだ大陸間弾道ミサイル似の突起物をドロ~ンとお披露目しているではないですか。不発弾であることは間違いない。役立ない“核弾頭“が発見されたことで激しいバトルを繰り広げていた日米間の紛争も中断。緊迫する世界情勢の縮図を見ているような気にさせられたのは妄想でしょうか。

 くだらない話はおいといて、本日のPOG情報は斎藤誠厩舎の牝馬編。牡馬は昨年よりいい感じに映りましたが、牝馬のラインアップもかなり良さそうな感じがします。まず日韓の重賞を制したエスメラルディーナを半姉に持つ【スターヴォヤージ(牝、父ステイゴールド、母ターシャズスター)】も同じ厩舎へやってきました。「姉とは違って小ぶりで仕上がりが早い。ステイの牝馬だけど、うるさくなくて素直。姉たちは馬格があったけど、違った雰囲気でスピードタイプ。早くから行けそう。夏場からかな」と斎藤誠調教師は早い時期からの始動を示唆。ひとつ上のアズールムーンもすでに2勝を挙げていますし、クズが出ない血統に映ります。

 新種牡馬からは【ポップスフラッシュ(牝、父エイシンフラッシュ、母アンソロジー)】が注目。「バランスが良くて、スピードがありそう。馬体重は現状で450キロくらいある。牧場のスタッフも『背中がいい』と言っている。仕上がりも早そう」と斎藤師。兄姉は目立った活躍をしていませんが、ダービー馬の父に替わって変化が出そうな感じです。

 血統的には【ハートシェイプトの15(牝、父ディープインパクト、母ハートシェイプト)】も感触が良さそうな1頭です。母は英愛の重賞で上位争いしたぐらいの実績ですが、ストームキャットの肌にディープなら軽視はできないかも。斎藤師によれば、「ディープっぽい感じ。幅がなくて、背が高い。歩きも柔らかいし、バネがありそうですよ。馬体重は460キロくらいかな。始動も早そう」と期待を感じる声のトーンでした。

 ほかでは半兄にシンザン記念勝ちのロジクライがいる【ルタンメルヴェイユ(牝、父ゴールドアリュール、母ドリームモーメント)】も悪くはなさそう。「ゴールドアリュールっぽいし、気性もうるさいまではいかない。ダートですかねー。シュッとしたスピードよりは、いい脚を長く使いそうなタイプです」と斎藤師。同じ産駒からはセレクションセール出身の【ティコティコタックの15(牝、父ゴールドアリュール、母ティコティコタック)】も面白そうな存在。斎藤師によると、「セレクションセールで1000万超えで購入。馬格もあるし、気性もいい。力強さを感じる。2歳の早い時期から行けそう。6月の東京を目指したい」と早期デビューを視野に入れているようです。馬主のミルファームとしては高い仕入れ価格だったと思いますが、S社長が「いまより上に行くためにはリスクを負わないと……」と言っていただけにミルFもPOG的に無視できない存在になるかも。ディープ一族の【ヴェイルオブアヴァロンの15(牝、父オルフェーブル、母ヴェイルオブアヴァロン)】は画像で見ても小ぶりな感じでしたが、斎藤師も「小さくて、いまのところは見栄えはしないかな」と控えめな感じでした。また、【ウラヌスチャーム(牝、父ルーラーシップ、母アメジストリング)】に関しては「不格好だけど、スピードはありそう」と斎藤師の印象でした。

 ほかでは2勝を挙げているメイアルーアの半妹にあたる【カラドゥラ(牝、父ハーツクライ、母カニョット)】、新種牡馬の父を持つ【アドマイヤカグラの15(牝、父ロードカナロア、母アドマイヤカグラ)】、短距離戦で5勝を挙げた母を持つ【メイビリーヴの15(牝、父ワークフォース、母メイビリーヴ)】、3勝を挙げたブラインドサイドを全兄に持つ【ギミーシェルターの15(牝、父キングカメハメハ、母ギミーシェルター)】、セレクトS出身馬の【タイセイアピール(牝、父ダイワメジャー、母グリッターズ)】、桜花賞馬アユサンの近親にあたる【プレシャスラインの15(牝、父ゼンノロブロイ、母プレシャスライン)】などがスタンバイしているそうです。

 

 昨年の取材時よりも斎藤師の感触が良かったように映るんですが、第2のヌーヴォが出てきても不思議はないかも。とりあえず本日はここまで。では、また。

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