姉よりも(美浦)

2017年3月31日22時42分  スポーツ報知 Link

 こんにちは。牧野です。北海道の牧場でPOG取材をしている記者たちは大雪で欠航が相次いだため本州に戻って来られない状況ですが、今春は本州もなかなか気温が上がってこない感じですね。

 さて、先週の記者室で威勢のいい声を上げていたのは50歳なのに「アラサー」と呼ばれるY記者だったとか。いつも財布に3000円しか入っていないためにそう揶揄されているんですが、高松宮記念用に珍しく財布を膨らませて気合が入っていたようです。「高松宮記念といえば、桶狭間だろ~。ガハハハァ」。GIレースを、織田信長が少ない軍勢で大軍率る今川義元を破ったと言われる有名な桶狭間の戦いに見立てているが、少ない資金で大もうけをたくらむ自分の野心を信長に重ね合わせていたんだとか。

 そんな気合十分のY記者。先週の栗東Tでは取材に奔走したわけでもないらしい。「厩舎取材に出掛ける」と同僚に言い残しては、びわこ競艇場へ入り浸り。しかも、桶狭間の決戦を前に舟券で大金を手中に収めたのだから笑いが止まらない。気が大きくなったY記者は信長をまねて「熱田神宮まで出向いて戦勝祈願してくる」と同僚に伝えていたのに、競艇場から目と鼻の先にある雄琴で泡三昧。「パンッ、パンッ」と激しい拍手並みの音を立てて、お賽銭と言い張る入浴料を納めてきたようです。お相手がアゲマンだったのか、今度は高松宮記念も見事に的中。気分を良くしたY記者は江戸に戻らず、三重に足を運んで松坂牛を堪能したんだとか。贅沢三昧した後は蒲郡のボート場へ。そこで運が尽きたか。せっかく増やしたアブク銭があっという間に泡と消えたようでして。しまいには帰京後に払い戻すはずだった宮記念の的中馬券が、信長の首と同じように見つからない。まるで本能寺の変。平成の信長を気取っていたY記者は単なるギャンブル依存症のオッサンでした。

 さて、本日のPOG情報は鹿戸厩舎から紹介しましょう。一番の注目ホースは、昨年のオークスで3着に入ったビッシュの半妹にあたる【バランセラの15(牝、父キングカメハメハ、母バランセラ)】でしょうか。姉は小ぶりでなかなか強めの調教ができなかったんですが、こちらは体も恵まれている様子。姉よりもスケールアップした感じで期待感が伝わってくる。「父が替わって体がすごく立派に出ている。ビッシュよりふたまわりぐらい大きい。丈夫そうで進み具合もいい。GWの連休明けか前ぐらいには入る予定」と鹿戸師の感触もかなり良さそうでした。

 早めに入厩できそうな【レッドベルローズ(牝、父ディープインパクト、母レッドファンタジア)】も素質は十分。未勝利に終わった母の初子ですが、優秀な母系で大物が登場する可能性も。鹿戸師によれば、「初子にしてはいい体つき。柔らかみがあるし、馬体があか抜けている。すごく素直。早めに入れられそう」と声のトーンも高い感じでした。

 新種牡馬では【モンツァ(牡、父ロードカナロア、母スピードリッパー)】の感触が良さそう。こちらも早い入厩を視野に入れているようで、GW前ぐらいには美浦に連れてこられる感じです。「脚が長くてきれいな馬。この父なので距離がどれだけもつか分からないが、雰囲気は良さそう」と鹿戸師の感触は良さそうです。

 個人的に注目しているのは新馬勝ちして、函館2歳Sでも4着に入ったメローブリーズの全妹にあたる【コンドルショットの15(牡、父スクリーンヒーロー、母コンドルショット)】ですね。鹿戸師は「シャープでいい感じの雰囲気を持っている。姉も走っているけど、こちらも面白そう」とかなり手応えがある様子でした。厩舎取材の際にはリストに入っていなかったんですが、先生が思い出したように「そう言えば、面白いのがいる」と言ったのがこの馬だったもので。同じ産駒では母系からGI馬が出ている【ブラックアテナの15(牡、父スクリーンヒーロー、母ブラックアテナ)】も気になる1頭。こちらも「立派な馬体で丈夫そう。デビューも早くから行けそうな感じ」と感触は悪くない。天皇賞馬マイネルキッツの一族にあたる【マイネルイノメ(牡、父スクリーンヒーロー、母コスモハート)】に関しても、「調教はずいぶん進んでいる」とのことでした。

 最も早く入厩できそうなのが【ベストヴォヤージュ(牝、父クロフネ、母シーズンズベスト)】らしいです。鹿戸師「一番早く入れそう。随分調教は進んでいる。上とは雰囲気が違う。上は筋肉質だったけど、シャープな感じの馬体で性格も穏やか」と感触はかなりいい感じです。GW前に入るということなので夏デビューは間違いなさそうです。

 そして、ひとつ上のディープインパクト産駒ベストアクターはいまだに出走できるところまで来ていませんが、半弟の【グレンフィナン(牡、父ヴィクトワールピサ、母ベストロケーション)】は早い時期から行ける手応えがあるようです。「健康そうでここまで順調に来ている。デビューしていない上に比べると丈夫でしっかりしている馬」と鹿戸師。

 ほかでは【アウデンティア(牡、父ハーツクライ、母ラブレター)】が大山ヒルズに移動して調教を積んでいるとのこと。「きょうだいも走っているし、走りそうな雰囲気はある。性格は素直で人に従順」と鹿戸師はまずまずの評価。5勝を挙げたスナッチマインドの半妹にあたる【キャンディケイン(牝、父ハーツクライ、母スナッチド)】も早めからの始動が有力。「順調に調整は進んでいる。早めから行けそう」とのこと。【パルクデラモール(牝、父ディープインパクト、母レディシャツィ)】に関しては、「肉付きが良くて、立派なディープ産駒という感じ。牝馬にしてはガッチリしている」と好馬体のようです。デビューできずに安楽死になったプラタスロードの全妹にあたる【クラリネットの15(牝、父ディープインパクト、母クラリネット)】などもいるそうです。

 本日はここまでです。では、また。

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