新種牡馬の注目株(美浦)

2017年4月8日23時36分  スポーツ報知 Link

 こんにちは。牧野です。本日は競馬場に行かず、会社でパッチパチ。POG本を出すまでは締め切りに追われる日が続きそうです。

 とうとう桜が咲き始めました。大方はテンションが上がる季節かと思われますが、ワタクシより年上のU記者は切ない記憶が蘇ってくるらしい。約20年前。大学時代に交際していた彼女に一歩的な別れを告げておきながら、いざ就職で離れ離れになると寂しくなって復縁を迫る手紙を書いたという。ホントに身勝手な男なんですが、レスポンスは一切ないまま。携帯電話の普及率も低い時代。おまけに、彼女の両親から嫌われているため、実家の電話にかけることもためらっていたとか。それから数か月が経過。返信がないため、しびれを切らしたU記者は年末に彼女が住む広島県のとある街に足を運ぶ決意を固めたんです。

 大晦日当日。「待ってるから来てくれ」とビジネスホテルでの待ち合わせを手紙で提案したとはいえ、さすがに彼女は姿を見せない。ところが、除夜の鐘が鳴り始めた頃でした。突然、部屋のドアをノックする音が……。「やっと来た!」と確信したU記者。心臓の鼓動が早くなる。慌ててユニットバスに駆け込んで髪形を整えると、彼女を迎えるべくドアを開けたんです。なんとドアの前に立っていたのは見知らぬ男性。交際中の男性でも殴り込みに来たのかと身構えたのも一瞬でした。「年越しソバのサービスです!」。満面の笑みで差し入れに来たホテルの従業員を前にフリーズ状態。「年越しのそば(傍)にいて欲しかったのは彼女だったのに……」とU記者は嘆かずにいられなかったという。

 さて、本日のPOG情報は手塚厩舎の牝馬編ですが、新種牡馬が多いですね。まずはホープフルSを勝ったハートレーの半妹にあたる【ウィキッドアイズ(牝、父オルフェーヴル、母ウィキッドリーパーフェクト)】が注目株。490キロぐらいの大型馬だそうです。手塚調教師によれば、「非常に品のある体付き。兄(ハートレー)に負けずいい馬。ものは一級品。普通にすごい走るでしょう。順調なので、秋口に使えるのでは」と感触はかなり良さそうでした。同じ産駒では、【グランフルール(牝、父オルフェーヴル、母タミーン)】がデビューできなかったアレグリーアの半弟。「重さはないし、丈夫そう」と感触は悪くない。【ハイタッチクイーン15(牝、父オルフェーヴル、母ハイタッチクイーン)】は芝の中距離で3勝をマークした母の初子。「うるさいところがあるので、もう少し落ち着いてくれば」と精神面の成長待ちという感じでした。

 オルフェの次は同期のライバルから。評判がいいのは【サラドリーム(牝、父ロードカナロア、母サイレントソニック)】です。1200~1800Mで5勝を挙げた母の初子。手塚師は「早めに使いたい。初めて見た時は体高がなくて小さいと思ったが、今は大きくなって460キロくらい。これは走りそう」とかなり感触は良さそうでした。同じ産駒では白毛の母から生まれた【ハウナニ(牝、父ロードカナロア、母ユキチャン)】も白毛だそうです。馬体重は490キロ。「すごい順調。馬が丈夫そう。きれいな目をしている。父が変わって、頑丈さが加わった。ダートでも芝でもいけそう。馬っぷりは非常にいい。白毛のムキムキです。この父なので長い感じはしない」と手塚師でした。

 ほかで注目なのは桜花賞馬アユサンの全妹にあたる【マウレア(牝、父ディープインパクト、母バイザキャット)】でしょう。手塚師によると、「アユサンよりもディープっぽい感じがする。アユサンより背が高くて、軽くていい。体質が弱い血統なので、うまくカバーしながら育てたい。大物になると思う」と楽しみにしている感じでした。

 昨年から2歳の出走率が上がったハーツクライからは【レッドイリーゼ(牝、父ハーツクライ、母スタイルリスティック)】がお勧めだそうです。「これは走りそう。バネがありそうで、調教の動きを見ると、瞬発力があり、切れそうなタイプ。牝馬で大きくはないが、ボリュームがある。性格は、きょうだい全部きつい。うまくコントロールできれば、大物になる。新潟は合いそう」とかなり良さげ。「これは走る」と繰り返していました。同じ産駒でも【ホワイトヴェール15(牝、父ハーツクライ、母ホワイトヴェール)】の方はデビューが遅めの感じ。「遅生まれだけど、いい馬。ゆっくりだが、素材的にはいいかなと思っています」とじっくり見守る構え。

 ほかでは、【ムールヴェードル(牝、父ダイワメジャー、母ヴァンドノワール)】が秋華賞を制したブラックエンブレムを半姉に持つ良血馬。「デビューは夏か秋の中山くらい。牧場の評価が高い。前向きさがある。牝馬だけど、480キロくらいあるダイワメジャーぽい馬。前向きさはある。きつい性格ですけど。スピードタイプ」と評価は上々。そして、【エイシンテンダーの15(牝、父エイシンアポロン、母エイシンテンダー)】は母がデビューから3連勝でチューリップ賞を制覇。ミルFがサマーセルで購入した馬だそうです。「短い距離という感じがするけど、これも走りそう」と手塚師。まだ1勝止まりのハッピーランランを半姉に持つ【ハッピーオーキッド(牝、父ルーラーシップ、母ハッピーラン)】に関しては、「きょうだいは硬めだけど、姉より柔らかい。北海道で使えたら」と夏デビューを示唆していました。

 本日はここまでです。では、また。

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