外車が目白押し(美浦)

2017年5月7日18時27分  スポーツ報知 Link
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 こんにちは。牧野です。本日は東京競馬場からパッチパチしております。

 ゴールデンウィークも働きずくめの我々にとって、ささやかな喜びはいつもより電車が空いていることぐらいか。府中へ向かう京王線ではいつになくすんなり席を確保。二日酔いの体をシートに沈められるのは願ってもない。ただ、車内のスペースが多いせいか、マナーの悪い乗客が自然と目に付いてしまう。ワタクシの左側からは、股を大きく開けているオッサンの貧乏揺すりが微妙な振動を伝えてくる。前方には、スマホのゲームに夢中の若者が無神経にもヒジをつき出しながら操作。隣の乗客が眉間にシワを寄せ続けていても気付かない。そして、斜め前方の座席には1人分超のスペースを占有するジョンナム系の男性が鎮座。よく見れば、数か月前まで競馬担当だった100キロ超のK記者が昏々と眠っているではないですか。と思ったら、彼の隣にあいた狭いスペースに、座る場所を探していた年配の女性客が尻を突っ込んできたんです。すかさず目を見開いたK記者の表情は不機嫌そのもの。しかも、カップルに見えるぐらいの密着具合。「痩せたくなりました」とダイエットを決意したK記者にとっては、いいきっかけだったのかも。はたして……。

 さて、本日はNHKマイルCで2着に来たリエノテソーロを祝して、武井厩舎を紹介しましょう。まずはデビューが決まっている馬から。KTレーシングの【スカルダイヤモンド(牡、父ドリームジャーニー、母ステージヴァージン)】が7月開催にある福島・芝1800Mのいずれかを予定しているそうです。4月14日に美浦入り。武井調教師によると、「年明けの1月くらいまではめちゃくちゃいい馬で、すごいぞという感じでしたが、そこから成長が止まって、周りが良くなってくる時期で追いつかれかけている。それでも完成度はすごい高い。早めに勝たしてしまおうという作戦。走りのリズムもいいですし、距離も持ちそうな感じです」と感触はかなり良さそう。

 同じ4月14日から美浦に入厩した【ロジャージーニアス(牡、父ネオユニヴァース、母クリミナルコード)】は東京の1週目を考えているそうです。「これもすごい馬は良くて、順調。早い時期から使えそうな感じ。距離はあんまり持ちそうにないかな。気性面がきついけど、能力を発揮できればいいところまでいきそう」とまずまずの感触に映りました。

 新種牡馬からは【ベリッシマ(牝、父エイシフラッシュ、母ゴールドマッシモ)】が6月11日の東京・芝1600M(牝馬限定)を予定。「(兄の)シロクニ、エルゼロと2頭とも勝つのは早くなかったけど、使い出しはすごく早かった。これも早くから使い出せそう。お兄ちゃんと違って、芝寄りかなと。芝の相手が弱いうちに早く使いたい」と武井師でした。また、ゲート試験に合格して放牧に出ている【ハッピーナココロ(牝、父ストロングリターン、母ネオファンシー)】は7月開催の福島で短距離のダートか芝を視野に入れているようです。「ちょっと気が前向きなので、芝の短いところかなという感じですけれど、悪くはない」という感じでした。

 これ以降は、まだデビューが決まっていない注目馬を挙げていきます。リエノと同じ父を持つ【イングッドユーモア(牡、父Speightstown、母A Bit of Humor)】の感触が良さそう。馬主は了徳寺氏で昨年のファシグティプトン1歳セールで落札額が60万ドル。「1歳時点では今まで見た中で抜群にいい馬。セリを買った後、放牧中に大けが。左後ろをすごい切っちゃったんです。1月くらいから動き出して、やっと今は普通よりちょい下くらいの感じには戻って来た。少しずつ突っ張りも取れてきて、動くようになってきた。時間はかかるかもしれないけど、本来の力を出せればこの馬が一番走ると思う。今、やっと光りが見えてきた感じ」と武井師はかなり期待している感じでした。今年のバレッツ2歳セールで購入した【Town Belleの15(牡、父Justin Phillip、母Town Belle)】は落札額が30万ドル。こちらも了徳寺オーナーの所有馬です。「2ハロン20秒6の一番時計。相当脚は速いですね。このままいくとダートの1200になってしまう。芝も走れるスピードがあるから、うまくやって芝1600くらいまで走れるようにしたい」と武井師。【ビューティテソーロ(牝、父Camelot、母Massada)】も同じオーナーで昨年のゴフズオービーセールで落札額17万ユーロ。母はドイツで2勝ですが、半姉などが欧州の重賞で活躍。「これも5月入厩なんですけど、走りはすごく素軽くて跳びも大きくてきれいな走りで、日本に合いそうな感じ。ただ異常なテンション。乗ったらすごい落ち着くんですけど、普段は並足もできないし、ぴょんぴょんしている。それが競馬にいって抑えられるなら、走ってくると思う。福島くらいに使えるかな」とのことです。

 外国産馬で注目しているのは【モルトアレグロ(牝、父Speightstown、母Mo Chuisle)】。名義は吉田千津氏。昨年のキーンランドセールで落札額は52万5千ドル。半兄ポインツオフザベンチが米スプリントGI勝ち。「今年のリエノテソーロを探せと言えば、これですね。エーデルワイスまで負ける気がしない。馬はすごいいいし、前向きだし、リエノテソーロより、もっと1200ダート寄りですね。スピードもあるし、たぶん新馬は勝てると思うけど、どっかで賞金を加算してエーデルワイスを勝てれば。これは吉田照哉さんが選んでますからね。これは本当にいい馬ですよ」とかなりの感触でした。

 ほかでは、セレクトセール出身の【ヘッドストリーム(牡、父ダイワメジャー、母アシュレイリバー)】も感触が良さそう。「一口界で有名なグリグリ君ていう方がいて、一緒にセレクトへ行って選んだ馬なんですけど、順調に来ていてすごい早めに使えるかなと思っていた。この1~2か月でさらに成長。1か月遅らせて、5月末入厩で夏デビューという感じですね。ダイワメジャーにしては、短距離の一本調子というわけではなく、距離の融通も利きそう」と楽しみにしている様子。新種牡馬からは【ミスティックグロウ(牡、父オルフェーヴル、母ミスティックリップス)】が手応えのいい馬。「この産駒は、みんなうるさくないみたいなんだけど、これも頭が良くて、すごいバランスも良くていい馬。この1、2か月で、すごい馬が変わってきてたが、少し脚元が弱いところがあって、深管が痛くなって時間かかりそうですが、成長力はありそう」と武井師。【ナスノシンフォニー(牝、父ハーツクライ、母ナスノシベリウス)】は調教が進んでいる組。「育成はノーザンFで生まれは那須野牧場。ノーザンFで育成する馬って、よそから来た馬の9割以上はついていけないんですが、馬は普通について行けている。しかも、今は一番進んでいる組に入っていて、それくらい体力あるし走りのセンスもある。これは5月末くらいの入厩になる」とのこと。【ブレッシングの15(牝、父ゼンノロブロイ、母ブレッシング)】は小倉記念を勝ったアズマシャトルの全弟。「重賞馬の下なんですけど、この馬もいい馬。1歳時に見た時が一番よかったんですけど、ちょっと気持ちが入りすぎて、やっていくとどんどん体が減っていっちゃって、ここにきて体を持ち直してきた」とのことでした。

 本日はここまで。では、また。

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