何だか珍しい(栗東)

 こんにちは、山本です。何と3日連続で梅田の会社からのパッチパチでございます。ではでは、言ってみましょうか♪

 さて、一昨日の睡眠不足を取り戻さんと深い眠りに入り、目覚めた昨日の朝。実はテレビをつけっぱなしで眠ってしまいまして、ニュース番組が流れていたんですが、寝ぼけた状態で見た画面の右上の方に「速報」という文字が見えます。何があったんだと画面に目を凝らしてみて、びっくりしました。星野仙一さん死去、のニュースです。

 実はわずか数年の野球担当時代、直接取材したことはありません。ただ、ワタクシが中日担当をしていた年は、ちょうど阪神の監督になった1年目。竜虎対決が話題になっておりました。当然、近くで先輩たちが取材している姿、ワタクシの横を歩いていく姿は見たことあるんですが、あまり感じたことのないようなオーラを発するというか、想像以上の雰囲気を持っている方でした。

 そうそう、入社1年目。取材のお手伝いということで、初めて生で見た日本シリーズが星野中日と王ダイエーだったんですよ。あの時も星野監督は遠くから、見ているだけでしたが…。当時は確かシーズン中に1番打者として活躍していた関本選手が絶不調で、ロッカールームから出てくるのをずっと出待ちしていたことが懐かしい。

 とにかく、僕がこの世界に入ってからのスポーツ紙をずっと派手に彩ってくれた一人であることは間違いない方。今朝の新聞でうちだけでなく、スポーツ各紙の担当記者の皆さんの「悼む」を見ているだけでも、その人柄が伝わりました。ご冥福をお祈りいたします。ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 京都6R。芝の新馬で早くもきたか、という感じです。このレース、除外の憂き目に遭った馬が22頭もいたんです。母に重賞ホースを持つ中内田厩舎のオールフォーラヴ(牝、父ディープインパクト、母レディアルバローザ)や、安田隆厩舎のロンドンシーズン(牝、父ロードカナロア、母ロンドンブリッジ)もゲートインにはたどり着けませんでした。除外によるスライドを見越している陣営もいるんですが、これだけの頭数が除外になると、優先出走権1つでも次に走れる保証はない。来週からは中京という選択肢(その後は小倉)も増えますが、芝のレースは色々と頭を悩ませる時期に入りつつあります。

 ということで、その狭き門をくぐり抜けた中から、安田隆厩舎のボナヴィーゴ(牡、父ディープインパクト、母ラッシュラッシーズ)が出走します。全兄はセレクトで2億を超えるような高値で落札されているんですが、この馬は腰が弱かったため、あまり注目はされてなかったんですよね。「まだトモが緩くて、体のバランスは良くないんです。ただ、時計が出るんですよね」と安田隆調教師は説明します。肉体面を考慮して、慎重に仕上げてきましたが、まずまずの状態で送り出せそうです。「立ち姿だけなら、本当に素晴らしい馬なんです」と血統馬らしい雰囲気は感じ取っている様子。実戦でどんな走りをするか注目です。

 さて、京都のメインはシンザン記念。主役候補だったエアアルマス(牡、父Majestic Warrior)が取り消しとなり、このレースにしては珍しく、関東馬が中心となりそうです。とはいえ、ここで扱うのはもちろん、自分で取材している関西馬。まずは、松永幹厩舎のプリュス(牝、父ヴィクトワールピサ)からいきましょうか。母に欧州G12勝のサラフィナを持つ血統馬で、兄のジェニアルもPOGでは注目されてましたよね。この馬は2戦目の前走が強い勝ちっぷり。「ラスト1ハロンの伸びがすごいよかった。あの走りなら距離延長も大丈夫でしょう」と松永幹調教師は手応えをつかんでいます。血統が血統で、鞍上は京都金杯を快勝した武豊J。勢いは十分に持っています。

 清水久厩舎のカシアス(牡、父キンシャサノキセキ)は函館2歳S以来の重賞勝利を狙います。京王杯2歳Sは仕上がり途上でしたし、前走の朝日杯FSは勝ったダノンプレミアム以外とは大きな差はありませんでした。「マイルの距離にも対応してくれたし、前走は坂で止まった感じもするので、スピードが生きやすい京都はいいと思います」と浜中Jはここでも上位争いを見込んでいます。このレース、過去10年で4勝と相性のいいレースですからね。

 あとは当ブログで何度も何度も触れている音無厩舎のスターリーステージ(牝、父ディープインパクト)。昨秋の新馬の頃は阪神JFへ向かう青写真を思い描いていましたが、初勝利まで4戦を要すことに。ただ、強い相手とばかり走ってはいるですよね。音無調教師がよく聞かれるのが、全兄になるミッキーアイルとの比較です。「全然違うぞ。アイルはピッチ走法だったけど、この馬はストライドが大きい」。となると、外回りマイルはアイルより合うのでは…。「そうかもしれんな」とトレーナーはニヤリ。未勝利勝ち直後の挑戦ですが、かなり期待しているようですよ。ちなみに、関東馬が人気といいましたが、前日にフェアリーSがあるというのに、結構人気になりそうな牝馬が4頭も参戦というのも、ちょっと違和感のある感じではあります。

 ということでネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都2R・8アップティルナウ(牧浦厩舎は現3歳世代が11頭勝ち上がりと好調。この馬は馬なり主体だが、ビッシリと攻める厩舎でもない。仕上がりのよさを買う)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

京都3R・1マッスルマサムネ(2走前に先着した2着馬は現オープン馬。仕上がりよく、短距離ダートへの適性はかなり高い)

京都8R・10タガノフレイア(小柄な牝馬で休み明け、フレッシュな時こそか。相手なりに走れそうで昇級戦でも)

京都12R・4マテラスカイ(一戦ごとに体調上向き。引き続きベストの距離で、減量起用も生きるはず)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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