こんばんは、川上です。今週頭はしばし放牧に出ておりまして、久々に会社からのパッチパチでございます。
本日は、明日の中山競馬から見ていきましょうか。５Ｒにはメイクデビュー（芝１６００Ｍ）が組まれていますね。こちらの注目馬の一頭が鹿戸厩舎のパルクデラモール（牝、父ディープインパクト、母レディシャツィ）。母はＧ１３勝で０９年のペルー年度代表馬に輝いた、地元の名牝ですね。除外でスライドしての一戦ですが、乗り込みは進んでいます。「おっとりしたタイプで使いつつかも」との鹿戸調教師の見立てではありましたが、いきなり走れば今後が楽しみな素質馬です。ここは、田村厩舎のトーセンロザリオ（牝、父ガリレオ、母ダンスフォーチュン）もスタンバイ。すくみの影響もあって予定が延びましたが、こちらも坂路で追い出されてからの伸び脚はなかなか。初戦から楽しみがありそうですね！ あと、個人的に注目しているのは高柳厩舎のソルファ（牝、父ロードカナロア、母レディバラード）。先週のシンザン記念（アーモンドアイ）で父の産駒は待望の重賞初勝利。母はダートで交流重賞含む５勝をあげたレディバラードと、こちらも血統馬。周りを警戒するところがあるとのことですが、最終追い切りでは３頭併せの真ん中から最後まで伸びていましたし、一定の態勢は整ったと言えそうです。
あと、６Ｒ（３歳未勝利、芝２０００Ｍ）も楽しみな一鞍。久々の前走で中山にもめどを立てたドゥマン（牡、父ハーツクライ）（栗田徹厩舎）に、こちらも新種牡馬ロードカナロア産駒で前走１６着からの巻き返しを図るモンツァ（牡、父ロードカナロア）（鹿戸厩舎）、初戦５着のモンテグロッソ（牡、父モンテロッソ）あたりが上位人気になるんでしょうか。ワタクシ個人的には、初戦４着で涙をのんだウインブロンクス（牡、父タニノギムレット）に注目。初戦は後方から外、外を回って直線でいったんは先頭へ。そこからしぶとく伸びて０秒４差に踏みとどまった走りは、素質があってこそでしょう。実戦を経験しての前進に期待しております。
９Ｒでは菜の花賞（３歳５００万・牝馬限定、芝１６００Ｍ）もありますね。こちらの下馬評は、キロハナ、ハナレイムーンの全妹オハナ（牝、父ディープインパクト）（堀厩舎）に、先週３日連続重賞Ｖを果たしたシルクＲの一頭ラソワドール（牝、父ゴールドアリュール）（戸田厩舎）や、関西馬のレッドシャーロットあたりが挑む構図でしょうか。オハナは先週のフェアリーＳをパスしたことで動きは上向き。初戦４１２キロの小柄な馬ですが、しっかり追えているのは好感ですね。あとは、そのフェアリーＳの菜七子Ｊとのコンビでも話題になったジョブックコメン（牝、父ドリームジャーニー）も連闘で参戦しますね。個人的には、昨夏の函館から取材させてもらった関西馬のダンツクレイオーの先行粘り込みに期待していたりしますが、果たしてどんなレースになるのでしょうか。
最後に少しだけＰＯＧ情報もまとめましょうか。今回は坂本センパイが拾ってきてくれた話が中心でございます。フェアリーＳ３着のレッドベルローズ（牝、ディープインパクト）は「イレ込んでいた割にしっかり競馬では走れていたし、しまいはいい脚だった。放牧を挟んで、何も問題なければクイーンＣ（２月１２日、東京）に行きたいと思っている」と鹿戸調教師でした。同６着のテトラドラクマ（牝、父ルーラーシップ）は放牧へ。次走は未定です。
それから、シンザン記念を勝った国枝厩舎のアーモンドアイ（牝、父ロードカナロア）は現状で、桜花賞直行が有力となりそう。本日１２日よりノーザンファーム天栄に放牧に出ています。先週の５００万で２勝目をあげた僚馬のオウケンムーン（牡、父オウケンブルースリ）は引き続き北村宏Ｊで共同通信杯（２月１１日、東京）に向かう方向。当日はシンザン記念で京都に行っておられた国枝調教師は「レース内容が良かったね。在厩で調整していきたい」とのことでした。
それから、フェアリーＳを勝った木村厩舎のプリモシーン（牝、父ディープインパクト）は明日１３日にノーザンファーム天栄に放牧を予定。僚馬で１１月東京の未勝利戦を勝ち上がったローザフェリーチェ（牝、エンパイアメーカー）はセントポーリア賞（１月２８日、東京・芝１８００Ｍ）へ。同じく１１月東京の未勝利戦で初勝利をあげたラムセスバローズ（牡、父Ｃｕｒｌｉｎ）は１月２７日の東京・ダート１６００Ｍ（５００万）へ向かう模様です。また、武井厩舎でジュニアＣ２着だったパルマリア（牡、父ロードカナロア）は、「東京の最後（２月１７日の５００万、芝１６００Ｍ）か中山のマイルを考えている」とトレーナーでした。
本日はここまでで。ではではまた！
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