同じ道だけど(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、つい先日のこと。三宮(神戸の繁華街)で行きつけのBARのマスターの自宅で、ホームパーティー的な集まりがありました。ぶっちゃけ、勝手に大勢が酒を片手に押しかけ、マスターの作ってくれる手料理に舌鼓を打つという自由きままな感じ。ご迷惑をかけているのはマスターだけという感じです。今回は常連さん数人と、バイト君たち(あっ、今は女の子も一人おったか)の10人程度でしょうか。周りを見渡せば、このメンバーの中でも年齢は上位の部類。そりゃ、この店に通って、20年は経つんですから、そうなりますわな。

 で、この会。恐らく6時間近く行っていたんですが、何がすごいって、すべて日本酒だったこと。ビールだって一滴も飲んでおりません。まず、みんなが持ち寄ってくるアルコールが何も相談してないのに日本酒ばかり。しかも、料理を作っていたマスターから「これを食前酒にでも飲んどきや」と出されたのが、そもそも日本酒だったんですよね。なかなか、日本酒スタートでビールに「戻る」ってことはあまりない。とはいえ、このメンバー、飽きもせずによう飲むものだなと感心します。

 ただ、チャンポンせずに、美味しく、いいお酒ばかりだったのか。翌日の目覚めは実にすっきり。お酒は「量」より「飲み方」が大事な年になったってことでしょうかね。ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 6Rの未勝利に登場するのは池江厩舎のサトノグロワール(牡、父ディープインパクト)。今年のPOGで要注目の一頭です。昨年末に「間に合った」デビュー戦は直線での不利もあっての2着でした。「攻め馬通りというか、エンジンがかかるのが遅かったですね」と池江調教師は振り返ります。その後も在厩で調整を続け、順調に続戦しての2戦目。「1回使った上積みはある。反応も動きも良くなっていると思います」とトレーナーは2戦目でしっかり決めるつもりです。

 そうそう、池江厩舎といえば、サトノダイヤモンドの妹となるマルケッサ(牝、父オルフェーヴル)も2戦目を迎えます。間隔を空けた今回、放牧先で馬体は良化していたようなんです。「ただ、トレセンに入るとストレスがかかるんでしょうね。馬体は前走ぐらいか、減っての出走になるかもしれません」と池江調教師は少し慎重なトーン。初戦は道悪で厳しい競馬になったこともあるので、万全の状態で立て直した一戦を見たかったんですが、まずは当日の気配に注目ですね。

 10Rはクラシック路線の登竜門と言われる若駒Sが行われます。すでに京成杯が行われていますが、このレースの名前を聞くと、3歳牡馬クラシック戦線が始まったなという気持ちになります。2年前に勝ったマカヒキはここからダービー馬に上り詰めましたよね。その友道厩舎が新馬勝ちの転戦という、同じローテで送り込んできたのがスーパーフェザー(牡、父ディープインパクト)です。

 追い切りの動きなど、色々な情報は紙面でも掲載しているので省略しまして、個人的な見解を少し書きましょうか。ワタクシは年明けのクラシック予想でダービー馬に指名しましたし、前の段落でもマカヒキの後を追うような書き方をしましたが、正直、現段階でマカヒキと比較するのは可哀相です。取材の感触はマカヒキの時の方が断然上だったと思います。

 マカヒキって夏の函館でデビュー前の動きを見た段階で、友道調教師がほれ込んでいましたからね。正直、現時点のスーパーフェザーを話す時、そこまでは感じられません。ただ、この馬は読めないんです。デビュー戦の時は実戦が近づくにつれての上昇度がすごかったし、初戦から想像以上に長い脚を繰り出して、結果まで出した。何とも言えない「未知」の部分への魅力、これからどんどん伸びていくんじゃないかっていう気持ちに、すごくなるんですよね。

 「できれば、ポンポンといってほしい」というトレーナーの言葉も、マカヒキのような「主役候補として」というより、まだ成長を促したいのでレースの「無駄撃ち」はしたくないという気持ちの方が大きそう。今回はオープン特別ですから、満足できる答えっていうのは「勝つ」ことしかない一戦ですが、「初戦の頃よりは間違いなく良くなっている」状態でどれだけやれるのか、見てみたいと思っております。

 そんな友道厩舎に本日、ナイトミュージアム(牝、父ディープインパクト、母ニンフェアアルバ)が入っているはずなんですが、これで友道厩舎の3歳馬、すべて1度はトレセン(競馬場)へ入ったことになると思います。結構な頭数はいたと思うんですが、早い段階で未入厩馬ゼロになったなと少し感心してしまいました。このナイトミュージアムはかなり小柄な馬らしいので、じっくり進めていくことになると思います。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中京2R・6アルベルティーヌ(勝ち馬は別格の強さだったが、その後ろで前が開かずに脚を余し、最後に猛追という惜しい競馬。砂適性は高く、このメンバーなら好戦必至)

 続いては馬券王への道 番外編をどうぞ。

京都7R・14ウエスタンビジュー(もまれずに運べる外枠、直線平坦のコースは理想的。前めで、もっとしぶとく走れるはず)

京都9R・2キアロスクーロ(昇級後は道悪に苦しんでいる。今回は良馬場見込み。「いいイメージがある」浜中Jの手綱で)

中京12R・12ショワドゥロワ(発馬のロスが大きいが、追ってからの脚に磨きがかかっている。上位争いできる力あり)

中山10R・1スズカメジャー(力があるのは分かっている。どれだけもたれずに走れるかだけ)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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