こんにちは、川上です。本日は会社から…ではなく、珍しく六本木のＪＲＡ本部よりパッチパチでございます。
いつもの会社とは違う環境で気分転換、仕事もはかどると思っていたんですが、ここ数日の寒波で体調を崩したのか、記者クラブきっての長老記者２人（ＴＣ社のＮセンパイとＳ社のＭセンパイ）の咳が鳴りやまない。Ｎ先輩のほうは途中から渋々マスクを装着していたんですが、穴党の大先輩でもありますＭ記者はマスクをする素振りなどなく、咳をしたあとに「チクショウ、このヤロウ！」などと毒づいているから、タチが悪い…。ちまたではインフルエンザなんかも流行しているようですし、皆さんも体調管理には十分気をつけて下さいね。と書いているうちにワタクシも何度か咳が出ているような気がするんですが、病は気から。気のせいだと信じて、パッチパチといきましょう。
まずは明日の競馬から。今年一発目の東京開催がいよいよスタートしますね。３Ｒはメイクデビュー（ダート１６００Ｍ）。注目を集めるのは、プリンセスノンコ（牝、父オーブ、母シーニーンガール）。その名の通り、１５年ジャパンダートダービー覇者ノンコノユメの山田和正オーナーの所有馬で、加藤征厩舎×ルメールＪのおなじみのタッグで出走します。昨年末からＷコース中心に乗り込まれて態勢は上々。ノンコノユメも初陣を飾った東京ダートのマイルでどんな走りを見せるでしょうか。
個人的に狙ってみたいと思っているのが、ハウキュート（牝、父アポロキングダム、父ヤマトプリティ）（菊川厩舎）。こちらは芝、ダートで重賞４勝をあげたヤマトオリオンの半妹にあたります。使ってさらに良くなっていきそうではありますが、「きょうだいもダートで好走しているし、追うごとに動きも良くなってきている」と菊川調教師。条件は良さそうですし、いきなりからいいところがあってもと思っております。
それから、５Ｒの牝馬限定戦の未勝利（芝１８００Ｍ）が好メンバーがそろって、熱い一戦になりそうです。まずはデビューから３、２着のシャドウアイランド（牝、父ハーツクライ）（藤沢和厩舎）がルメールＪを配して、必勝態勢。馬体があるほうではなく、前走がデビュー戦から１４キロ減（４３４キロ）での出走だっただけに、津曲助手も「休養効果で体が大きくなって帰ってきた」と期待します。当日の馬体重のチェックはしたいですが、２か月間の充電期間はいいほうに出そうですね。
あとは中山マイルの初戦で２着だったパルクデラモール（牝、父ディープインパクト）が距離延長、舞台替わりで勝ち上がりを狙います。こちらは前走騎乗の木幡初Ｊの評価も上々でしたし、大外枠発走の初戦は相手も手ごわかった印象。「中１週は問題ない」と鹿戸調教師も手応えありの様子ですし、初戦のレースぶりから１ハロンの延長もプラスに出そうです。
それからワタクシ個人的な推奨馬としては、レッドラフェスタ（牝、父オルフェーヴル）。初戦は、先述のパルクデラモールと同じレースでの３着でしたが、中身が濃い。後方追走から、道中は外めをフワフワしながら、直線は抜群の伸び脚。父オルフェーヴルを思い起こさせる粗削りなレースぶりでしたが、野中Ｊも「気性の難しさが解消していけば、いいところまで行けそう」と脚力を感じ取っていました。こちらもパルクデラモール同様に、東京替わり、距離延長は楽しみですし、連続騎乗の５１キロ野中Ｊを背に一発に期待しておりますが、果たして。
最後に少しだけ、本日は坂本センパイのご協力も頂きましてのＰＯＧ情報です。まず、２１日の未勝利戦で待望の初Ｖを決めたミラビリア（牝、父マツリダゴッホ）（中舘厩舎）は２月１１日東京の自己条件（芝１４００Ｍ）で、新馬戦以来の芝起用を目指します。あと、２０日の新馬戦で京都に遠征して２着だったフラミンゴ（牝、父マルカシェンク）（武井厩舎）は２月４日東京の未勝利戦（ダート１４００Ｍ）で勝ち上がりを目指します。鞍上は引き続き四位Ｊを予定しているようで、「初戦も力は出してくれたし、次も楽しみ」と武井調教師は自信ありといった感じです。
武井厩舎といえば、以前にも当ブログで取り上げましたスパーダ（牡、父ｓｐｅｉｇｈｔｓｔｏｗｎ、母Ａ Ｂｉｔ ｏｆ Ｈｕｍｏｒ）がフラミンゴ同様に京都（２８日６Ｒ、芝１６００Ｍ）で今週初陣を迎えます。紆余（うよ）曲折はありましたが、元々「今年のこの世代で一番の素質を感じていた」とトレーナーの期待はすこぶる高かった馬。まずはどんな走りを見せるのか、注目したいところです！
というわけで本日はここまでで。ではではまた！
ユーザー設定
