絵になるコンビ(栗東)

 こんにちは、山本です。今週は週末も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨日の更新で東京の大雪のことを、のんきに書きましたが、ついに栗東で寒波に襲来しました。昨日の調教開始時刻、気温計はマイナス4度です。マイナス4度はなかなか経験したことがありません。さらに、風も吹きつけるものだから、突き刺さるような寒さが痛くて仕方ない。

 その昨日の夜。午後8時あたりだったかな。記者席から宿泊施設に戻ろうと思って、車に乗り込むと、フロントガラスに水滴がついています。それを取ろうと思って、車を動かした後に、ワイパーを動かしたんです。すると、その水滴が何と凍っていて、フロントガラスから離れない。しかも、ワイパーによって凍ってるゾーンが広がり、ワタクシの視界を著しく狭くするんですよ。

 こんな怖い運転、最近では記憶にありません。フロントガラスに全力で車内から暖風を向けましたが、なかなか溶けない頑強な氷たち。結局、少しだけ運転した後、ドキドキしながら車線変更して、道路脇に車を寄せ、街灯も少ない暗いゾーンで氷の除去作業。身も心も寒い栗東の夜でした。あ~あ、切ない…。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 5Rの未勝利は、角居厩舎のカンタービレ(牝、父ディープインパクト)が人気の中心でしょうが、兼武助手が「調教の動きがいいんです」とリフレッシュ効果を感じ取るグアン(牝、父オルフェーヴル)にも注目したいと思っています。続く6Rは音無厩舎のミッキードーヴィル(牡、父オルフェーヴル)。前走後、ゲートの練習で間隔はあきましたが、「レースでは前が開かず、1ハロンぐらいしか追えなかった。改めて」と音無調教師は巻き返しを期待していました。

 京都では9Rで梅花賞が行われます。このレース3連覇を狙う友道調教師が送り出すのがエタリオウ(牡、父ステイゴールド)。今まで大味な競馬が続いていましたが、前走は好位からの正攻法で2着。「中間の動きはいいし、距離も問題ありません。スタミナはありますから。能力を感じている馬。荒れた馬場でも大丈夫です」と大江助手は手応えを持っています。中間はチークピーシズを着用しているとのことで、その効果にも注目したいですね。

 さて、その友道厩舎には本日、ワグネリアン(牡、父ディープインパクト)が帰厩しました。東京スポーツ杯2歳Sを勝った後、約2か月ほどの充電期間を過ごしたのかな。「体が20キロほど増えているけど、レースではちょうど良くなると思う」とのこと。超豪華決戦になる前哨戦、報知杯弥生賞へ向け、徐々にピッチを上げていきます。

 そうそう、うちの社杯といえば、弥生賞に隠れていますが、西はフィリーズレビューです。そのフィリーズレビュー、今年はサトノダイヤモンドやスワーヴリチャードの参戦で豪華な一戦となる金鯱賞と同じ日ということもあり、メンバーを心配していたんですが、友道厩舎で2連勝中のアンコールプリュ(牝、父ディープインパクト)がほぼ、このレースを使うであろうという見込みを聞きました。鞍上は引き続き藤岡康Jの予定。ここ2走の勝ちっぷりから見ても、西の大将格となりそうな存在ですし、来週から再来週の帰厩を待ちたいと思います。

 さて、1番人気の若駒Sで6着と敗れたスーパーフェザー(牡、父ディープインパクト)は小倉のあすなろ賞に使うことになりました。馬場の荒れている京都に使うつもりはなかったようで、東京という選択肢はあったのですが、結局は小倉に落ち着いたとのこと。で、個人的には鞍上が気になっていたんですが、何と武豊Jになりました。2億6000万円の値段がついたセレクトセールから注目を集めていた馬に、日本競馬の第一人者。第3場というイメージの強い冬の小倉ですが、これは楽しみになってきました。

 あと、未勝利を勝った後、放牧に出されているユーキャンスマイル(牡、父キングカメハメハ)は引き続き武豊Jとのコンビで、つばき賞へ向かうとのこと。さらに、ゆりかもめ賞へ向かうアドマイヤキング(牡、父キングカメハメハ)は新たに川田Jとコンビを組みます。

 最後に東京。クロッカスSに安田隆厩舎のミッキーワイルド(牡、父ロードカナロア)が参戦します。安田隆調教師が「一番カナロアっぽい」と話す期待馬は昨年末の新馬勝ち後に休養を取りましたが、乗り込み量は非常に豊富。福永Jによると「前進気勢が強くなっているので、うまくコントロールしたい」とのこと。無傷の2連勝で、3歳マイル戦線に名乗りを挙げてほしいものです。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都3R・16シヴァージ(久々に新馬から。調教で力強い動きを連発。1頭だけ、時計も抜けている。大外枠も、もまれにくいという点でむしろ歓迎。順当Vだ)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中京7R・エスペランサリュウ(前走は他馬と接触して、リズムを乱し、差し競馬を誘発。見直す余地は十分)

中京12R・5ザクイーン(前走は逃げの手に出たが、息の入らない流れに。本来のためる競馬なら)

東京11R・6リアファル(約1年ぶりの前走は度外視。中間の調整も順調で、実績ある左回りの2000メートルなら)

東京12R・9ヴァイスジーニー(ここ数戦は位置をかなり下げ、ロスの大きな競馬。マイルへの距離延長は魅力で、一撃を期待する)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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